アウローラ〜夜明けに向かって〜 -6ページ目

 

2022年2月24日 ウクライナ南部ヘルソン州ヘニチェスク

侵攻してきた武装ロシア兵に1人の地元の女性が歩み寄ります。

 

女性「あんた誰?演習って何のこと?ロシア人なの?ロシア人なの?」

ロシア兵「ええ」

 

女性「いったいここで何してるの?」

ロシア兵「話をしてもどうにもならない」

 

女性「占領軍ね!ファシスト!私たちの地元に来て、いったい何なの?なんで武器を持ってここに来たの?」

ロシア兵「我々は・・・誰がそんなことを・・・」

 

女性「この種を持っていきなさいよ、あんたがここで死んだとき、そこから向日葵(ヒマワリ)が生えるように」

ロシア兵「そうか、話をしてもどうにもならない。事態がこれ以上悪くならないようにしましょう、頼みます」

女性「私たちが事態をこれ以上悪くするってどういうこと?」

ロシア兵「事態がこれ以上悪くならないようにしましょう」

 

女性「あんたたち、みんなこの種をポケットに入れてよ、種を持っていってよ、あんたたちは種を持ってここで死ぬんだから、私たちの土地にやってきて」

ロシア兵「わかった、聞くだけ聞きましたよ」

 

女性「わかってるの?あんたたちは占領軍だ」

ロシア兵「わかった」

 

女性「あんたたちは敵だ」

ロシア兵「そうか」

 

女性「この先あんたたちは呪われる」

ロシア兵「そうか」

女性「そうだよ」

 

ロシア兵「ここまでだ、いいか、よく聞いて」

女性「聞いたよ」

 

ロシア兵「事態がこれ以上悪化しないようにしましょう」

女性「悪化しないようにって、呼ばれてもいないのに、やって来たのはあんたたちでしょ!」

(BBC NEWS JAPANより)

 

 

BBC NEWS が入手した映像(埋め込みが出来ない為、上記のやり取りは映像の字幕を書き起こしたものです)では、武装したロシア兵に地元の女性がたった1人で果敢に歩み寄り、ロシア兵に詰問する様子が映されています。

女性の侵攻ロシア兵に対する激しい怒り、それは当然の怒りであり、その一方でロシア兵は女性の怒りに当たらず触らず、一見、終始冷静に場を取り繕おうとしているように見えますが、明らかに困惑と戸惑いを隠せずにいます。

 

最初のほうで女性がロシア兵に「演習って何のこと?」と訊いていますが、SNS上に上がっていた別の動画で、捕虜となった20歳そこそこの若いロシア兵が複数のウクライナ人男性に囲まれて詰問され、「演習だと聞かされて来たんだ」と弱々しく答えている様子が映されていました。

 

まだ幼い顔をしたそのロシア兵は、泣いていました。

 

ロシア軍の中枢は今回のウクライナ侵攻に向けて用意周到に準備していたのでしょうが、前線に派遣された末端の兵士たちは「これは演習だ」と言いくるめられてきたのだということが、女性に対するロシア兵の態度や、捕虜となった若いロシア兵の様子から窺えます。

 

誇大妄想や被害妄想をこじらせた結果、誰も同意出来ない理不尽な理屈をこじつけて自国の軍をウクライナに侵攻させたロシアの独裁者によって、祖国を土足で踏みにじられようとしている人たち、そして、独裁者お抱えの軍の、前線に派遣された末端の兵士たちとその家族の運命も狂わされようとしています。

 

ロシアの独裁者は当初から「核の使用」をちらつかせ、国連安全保障理事会では拒否権を濫用するので、NATO(北大西洋条約機構)も米国も今回の事態を収束するにあたって、経済制裁しか今のところ手立てがありません。

NATOや米国がウクライナのために兵を派遣すれば、全面戦争、つまり第3次世界大戦の火ぶたを切ることになり、ロシアの独裁者が核のボタンを本当に押してしまうかもしれないからです。

ロシアの独裁者が2014年にクリミアを併合して以来、用意周到に準備をしてきたことは想像に難くありませんが、西欧諸国も米国も、当のウクライナも「まさか本当にロシアがウクライナに侵攻することは無いだろう」と高を括っていましたが、ロシアによるウクライナ侵攻が現実となってしまった今、「ロシアの独裁者はまさか核のボタンは押さないだろう」と楽観視することは絶対に出来ないのです。

 

ウクライナは孤独な戦いを強いられています。

ロシアの独裁者は「民間人を標的にはしない」と言っていますが、市民が居住するマンションが砲撃され、首都キーウ(キエフ)の子ども専門の癌病院が爆撃されました。

サイレンが鳴り響き、上空を砲撃が飛び交い、火災が発生する中、人々は安全な場所を求めて地下鉄構内に身を寄せ、或いは西側のポーランドやモルドバ、ルーマニアとの国境を目指して移動を余儀なくされています。

移動のバスに乗りあぶれて右往左往する人たち、侵攻ロシア軍と鉢合わせしたり、いつ砲撃に晒されるかわからない危険を冒し、徒歩で国境を目指す人たち、既に充分、民間人が標的にされ、犠牲になっています。

祖国のために戦うと決意したウクライナの男性が次々に志願していますが、民間人に火炎瓶を作って応戦することを求めるほど、ウクライナは武器も兵士も足りていないのです。

 

 

経済制裁はロシアの独裁者の想定範囲内であり、これが効いてくるには数ヶ月を要します。

ロシア侵攻軍は明らかにウクライナの首都キーウ(キエフ)陥落を狙っており、首都陥落の危機が迫る中、当ブログを書いている現在、とうとう米国とドイツはウクライナに武器を供与することを決定しました。

 

国連安全保障理事会で米国の国連大使は「ロシアは侵略者だ、中道はありえない」とスピーチしました。

戦争は敗者にとっては云うに及ばず、勝者にとっても例外なく悲劇であり、不毛なものですが、一方的に攻め入れられ、仕掛けられた戦争に対して、国や家族、大切な人を守るために武器を手に取り、侵攻してきた敵軍と戦うことは決して「悪」ではありません。

防衛を強いられて武器を手に取り、大切なものを守る為に戦う人々を軍事支援することもまた「悪」ではないと、拙ブログ主は断言します。

 

米国の国連大使が主張する通り、「中道はありえない」のです。

 

当ブログはスピリチュアルな見地による記事を多く書いています。

スピリチュアルな傾向がある人は善悪の判断を忌避しがちですが、そのような態度は霊的に全く正しくありません。

当ブログの過去記事をお読み頂ければその理由は明確ですが、端的に説明しますと、私たちが生きている物質界は善と悪のせめぎ合い、善と悪の戦場だからです。

だから私たちは常に、善と悪、どちらかを選択することを要求されています。

正しい判断を下すには、魂が囁く声-その声は”良心”と呼ばれています-に耳を傾けることが必要です。

魂は絶対に、個我を誤った方向へ誤誘導することはありません。

魂から生じる良心の声を無視することなく、常に善を選択し、良心に恥じない生き方を選ぶことが霊性修行の神髄なのです。

 

陰謀論やフェイクニュースを鵜呑みにして、善を悪とはき違え、悪を善とはき違えている人をスピリチュアル界隈で多く見かけますが、そのような人たちには「情報の出どころをちゃんと確認し、現実を直視して下さい」とだけお伝えします。

1つだけ、ロシアの独裁者の暴言を例として挙げますが、ロシアの独裁者はウクライナの大統領を「ネオナチ」と罵倒し、ロシアによるウクライナ侵攻を正当化する理由の1つに挙げていますが、ウクライナの大統領は、ネオナチが毛嫌いし憎悪の対象としているユダヤ系のウクライナ人です。

 

 

 

女性がロシア兵に、ポケットに入れておくようにと手渡したヒマワリの種には、彼女の、祖国ウクライナに対する言葉には言い尽されない思いが込められています。

 

ヒマワリはウクライナの国花です。

 

 

 

 

遡ること1996年6月、米国のペリー国防長官はウクライナのルハンシク州ペルボマイスキーに降り立ちました。

同地には核ミサイル基地がありましたが、ウクライナは核を放棄することを決定、核ミサイル基地は、のどかな耕作地に生まれ変わりました。

ウクライナの核軍縮が完了したことを記念する式典にペリー米国国防長官、ロシアの国防相、ウクライナの国防相が参加し、3人並んでウクライナの国花ヒマワリの苗を植えました。

 

左からロシア国防相Pavel Grachev、ウクライナ国防相Valery Schmarov、米国国防長官William J. Perry

(William J. Perry @SecDef19 Twitter、AP通信より)

 

 

正しい理念と善に導かれた世界中の国々と人々によって、ヒマワリが咲き誇る大地に正義と平和、希望を再び甦らせることが出来ますように。

 

 

 

ウクライナ支持を表明し、ウクライナの国旗の色にライトアップされたイタリアのコロッセウム

(Angelo Mangiante @angelomangiante Twitter より)

 

英国の外務・英連邦・開発省

(Foreign,Commonwealth&Development Office @FCDOGovUK Twitter より)

 

フランスのエッフェル塔

(ロイター・共同より)

 

ドイツのブランデンブルグ門

(Benjamin Alvarez @BenjAlvarez1 Twitter より)

 

国連本部ビル ピカソが反戦を訴え描いた絵画「ゲルニカ」の前でウクライナ支持を表明する国連加盟国各国の国連大使たち

(Estonia in UN @EstoniaUN Twitter より)

 

 

以下は国連難民高等弁務官フィリッポ・グランディさんのコメントです。

UNHCR駐日事務所 @UNHCR_Tokyo Twitter より)

UNHCR駐日事務所 @UNHCR_Tokyo Twitter より)

UNHCR駐日事務所 @UNHCR_Tokyo Twitter より)