ゲスの極み乙女「ロマンスがありあまる」
基本情報
楽曲名 ロマンスがありあまる
アーティスト ゲスの極み乙女
発表 2015年の3rdシングル
タイアップ 映画『ストレイヤーズ・クロニクル』主題歌
この曲は、「ロマンスがありあまる」という大きな言葉を、日常の感情や行き場のない熱量に落とし込んでいるのが面白いところです。タイトルの華やかさに対して、歌詞の響きは少し自嘲や焦りも含んでいて、単純なラブソングというより“感情があふれすぎて整理できない状態”として聴くと入りやすいです。
映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の主題歌として書き下ろされた楽曲でもあります。
- タイトルが象徴的
「ロマンスがありあまる」は、恋愛感情が十分すぎるほどある、というより、感情の量に自分でも持て余している感じが強いです。 - 明るさと切なさが同居
メロディは耳に残りやすいのに、歌詞の空気には少し不安定さがあり、そこがゲスの極み乙女らしさにつながっています。 - 入門曲として聴きやすい
曲の展開が分かりやすく、バンドの個性も出ているので、初めて聴く1曲として挙げられやすいです。

ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」
息つく暇もなく展開が変わる演奏と、するりと耳に残るメロディを両立させた男女混成バンド、ゲスの極み乙女の楽曲です。
自分は自分でしかないという普遍的なテーマを、迷いや揺らぎもふくめて軽快でダンサブルなリズムに乗せて歌っています。
本作は、2015年4月に発売されたシングルで、日本コカ・コーラ「ネームボトルキャンペーン」のテレビCMソングに起用され、大ヒットを記録しました。
同年末には第57回日本レコード大賞の優秀作品賞にも選ばれています。
鍵盤もベースも細かく動きまわるのに、サビは思わず口ずさめる親しみやすさ。
- タイトルの意味
- 「私以外私じゃない」という言い回しは、少し強いけれど、要するに自分の人生の責任は自分にあるという宣言に近いです。
- 歌の空気感
- 明るく聴こえるのに、ただの応援ソングではなく、“自分を安く見積もるな”という圧があるのが特徴です。
- ゲスの極み乙女。らしさ
- ポップさと演奏の細かさ、少し皮肉めいた視点が同時に立っていて、そこがこの曲の中毒性につながっています。

ゲスの極み乙女「オトナチック」
基本情報
曲名 オトナチック
アーティスト ゲスの極み乙女
収録先 『魅力がすごいよ』、ベスト盤『丸』など
タイアップ NTTドコモ dヒッツ powered by レコチョク CMソング
通算4枚目のシングル。2015年10月14日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。
雰囲気 ポップで跳ねるのに、言葉は少し皮肉っぽい
「オトナチック」は、若さと大人っぽさのあいだで揺れる感情を、少しひねった言葉と軽快なサウンドで描いた曲として聴くと分かりやすいですよ。シングルとしては、映画やドラマの主題歌ではなく、NTTドコモ dヒッツのCMソングとしても知られています。公式ディスコグラフィーでも、アルバム『魅力がすごいよ』やベスト盤『丸』に収録されている楽曲として確認できます。
- タイトルの「オトナチック」は、まっすぐな「大人」ではなく、どこか演技っぽさや不器用さを含んだ響きがあります。そこが曲全体のテーマとよく合っています。これは、歌詞の細部よりも曲名とサウンドの印象から読み取れる要素です。
- 音のノリは明るめでも、気分は単純に明るいだけではないのが、この曲の面白さです。軽やかなのに、言葉の選び方に少し影があって、表面と本音のズレがあるように聴こえます。これはゲスの極み乙女らしい「ポップだけど一筋縄ではいかない」作り方として自然です。
- “大人になりきれない感じ”を肯定しつつ、少し突き放すような距離感もあります。背伸びした自分を笑っているようで、同時にその不安定さを隠していないところが、この曲の魅力ですね。

crying march
基本情報
- 楽曲名:crying march
- アーティスト:ゲスの極み乙女。
- 作詞・作曲:川谷絵音
- 発売日:2014年10月29日
- 収録文脈:アルバム『魅力がすごいよ』期の楽曲として知られています。
crying march は、焦りや緊張感のある感情を、行進するような疾走感で押し切る曲として聴くと分かりやすいです。ゲスの極み乙女。の中でも、ライブで勢いを作る役割が強く、曲の温度が一気に上がるタイプの楽曲です。Real Soundでも、ライブ中盤の山場やラストを飾る曲として触れられていて、スピード感と高揚感が印象的な楽曲として扱われています。
- 悲しさと勢いが同時にあるのが、この曲の面白さです。落ち込んでいるのに、音は前へ突っ走る感じがあり、そのギャップが印象に残ります。ライブ評でも、疾走感や緩急のある展開が強く受け止められていました。
- 歌詞は自虐っぽく始まりますが、最後は「終わらせるんだ」と区切りをつける方向に進むので、単なる失恋曲や後ろ向きな曲というより、再起の曲として聴くと深みが出ます。
- 2014年当時のインタビューでも、歌詞にはパーソナルさが出ていることや、曲の枠組みの中で面白さを作る意識が語られていました。
ゲスの極み乙女。 - 猟奇的なキスを私にして
基本情報
- 曲名:猟奇的なキスを私にして
- アーティスト:ゲスの極み乙女。
- リリース:2014年8月のシングル作品
- タイアップ:ドラマ『アラサーちゃん 無修正』のオープニングテーマとして書き下ろし
音の面では、ゲスの極み乙女。らしく変化が多くて、展開が読みにくいのに気持ちよく進むのが魅力です。ピアノやリズムの動きで緊張感を作りつつ、サビではポップさをしっかり出すので、タイトルの強さに対して、曲としてはかなり聴きやすい仕上がりです。楽曲分析でも、サビ後に雰囲気を切り替える構成がこの曲の特徴として挙げられています。
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「猟奇的なキスを私にして」
これは、普通の優しい愛情では物足りないくらい、感情がこじれている状態の表現です。刺激そのものを求めているというより、それくらい強く自分を見てほしいという切実さが出ています。 -
「後悔の夜」「後悔の朝」
夜は勢いで動いたけれど、朝になると冷静になってしまう。ここで、恋の熱と現実の温度差が出ています。 -
「ドラマみたいなタイミングで来た電車は知らない」
うまくいきそうな瞬間に、現実は空気を読まずに進んでしまう。恋愛の切なさを、かなり映像的に切り取った部分です。 -
「返してよ」って叫ぶ2人
愛したはずなのに、気持ちが伝わらず、最後は“奪った・奪われた”みたいな感覚になる。ここはこの曲のいちばん苦いところです。 -
「それやっぱ僕のもの」「それやっぱ私のもの」
相手を愛することが、相手を自分のものにしたい気持ちと重なっている場面です。恋愛のきれいごとより、所有欲や依存が前に出ています。 -
「私やっぱ一人で生きてくわ」って冗談だろ?
ここは強がりっぽく聞こえます。ほんとはひとりを選びたいわけじゃなく、そう言わないと保てない心の状態に見えます。
