【名著】怠ける権利|もう「頑張り屋さん」は報われない。怠け者ほど豊かになる、新時代のルールとは。

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怠ける権利
『怠ける権利』は、19世紀フランスの社会主義者ポール・ラファルグが1880年代に書いた小冊子で、「労働の権利」ではなく「怠ける権利」を掲げた挑発的なテキストです。
当時の長時間で過酷な労働を当然視する風潮に対して、「一日中働き続けることは人間を不幸にする」と強く批判し、余暇や楽しみを人間らしさの中心に置き直そうとしました。
主な主張のポイント
- 資本主義社会は「労働を崇拝しすぎている」と批判する
- 労働者自身も「働きすぎ」を美徳だと信じ込まされていると指摘する
- 生産を増やすための長時間労働は、人間の健康や生活を破壊すると訴える
- 機械化などによって本来は人間の労働時間を減らせるのに、その恩恵が十分に人々に還元されていないと論じる
挑発的なタイトルですが、「ただサボろう」というより、「人間らしく生きるための自由時間をきちんと確保すること」を強く求めている本です。
ラファルグはキューバ生まれで、フランスで活動した社会主義者であり、カール・マルクスの娘婿としても知られています。
医学生から社会主義運動に入り、新聞やパンフレットで資本主義と労働問題を批判する文章を多く残しました。その代表作がこの『怠ける権利』です。