モーツァルト:交響曲第25番 バーンスタイン/ ウィーンフィル | 七梟のブログ

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Mozart: Symphony No.25 Leonard Bernstein /Wiener ph モーツァルト:交響曲第25番 バーンスタイン/ ウィーンフィル

 

 

 

モーツァルト:交響曲第25番ト短調 KV 183
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン
1988年10月ウィーン・楽友協会大ホール
Mozart: Symphony Nr. 25 g-moll KV183
Wiener Philharmoniker
Leonard Bernstein
Oct. 1988. Musikvereinsaal, Wien

 

00:30 I. Allegro con brio 

08:46 II. Andante 

15:09 III. Menuetto 

19:09 IV. Allegro

 

モーツァルトの交響曲第25番ト短調 K.183は、1773年10月、作曲者が17歳ごろにザルツブルクで書いた交響曲です。
同じト短調の第40番と並んで、モーツァルトが生涯で書いたわずか2曲の短調交響曲の一つで、「小ト短調」と呼ばれます。

当時ドイツ語圏で流行していた、感情の激しさや緊張感を前面に出す「シュトゥルム・ウント・ドラング」の気分を色濃く反映した作品とされ、モーツァルトが交響曲で表現力を一段押し広げた転機の一作と評価されています。

 

この曲は、2本のオーボエに加えて2本のファゴット、4本のホルン、弦楽器という比較的大きな編成が用いられています。
特に低音のファゴットとホルンが重くうねるようなベースラインをつくり、ト短調特有の暗く切迫した雰囲気を強めています。冒頭から現れるシンコペーションや鋭いリズムも、緊張感と推進力を生み出す重要な要素です。

 

交響曲は全4楽章構成です。

  • 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
    冒頭からシンコペーションと強烈なリズムで一気に緊張感が高まり、「嵐のような」エネルギーが最後まで続きます。短い動機が何度も形を変えながら現れることで、若いモーツァルトの劇的な構成力がよく表れています。

  • 第2楽章 アンダンテ
    変ホ長調に転じ、柔らかく歌う楽章です。旋律は穏やかですが、ところどころに不安げな和声が差し込み、完全に明るくはなりきらない影のような表情があります。

  • 第3楽章 メヌエット
    再びト短調に戻り、重々しく力強いメヌエットが鳴り響きます。中間部のトリオで長調になり一瞬光が差すものの、すぐに暗い主部へ戻る対比が印象的です。

  • 第4楽章 アレグロ
    細かく動く弦の音形と切れのよいリズムが続く、やや軽やかで敏捷な終楽章です。ただし最後まで短調のまま駆け抜けるため、爽快さと同時に緊張感が解けきらないまま終わります。

 

レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルによる録音は、モーツァルトの交響曲第25番の代表的名演のひとつとして紹介されることが多いです。

  • ウィーン・フィル特有のしなやかな弦と豊かなホルンの響きが、第1楽章の激しさと第2楽章の歌心を両立させています。
  • バーンスタインらしい大きなフレージングとダイナミクスのコントラストで、若いモーツァルトの情熱をドラマティックに描き出す解釈と評されています。
 
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