「志ん朝さんのきれいな落語。」古今亭志ん朝 《二番煎じ》 | 七梟のブログ

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古今亭志ん朝《二番煎じ》

 

 

古今亭志ん朝さんの「二番煎じ」は、彼の代表的な演目の一つとして知られています。志ん朝さんは、熱心なジャズファンでもあり、その才能は「天才」と評されるほどでした。出囃子には「老松」を使用しています。

 

古今亭志ん朝さんの「二番煎じ」は、冬の寒い夜に起こる町内の旦那衆と役人の間の、心温まるユーモラスなやり取りが魅力の古典落語です。

 

二番煎じ~古今亭志ん朝・立川談志・三笑亭可楽・春風亭柳橋 ...

 

二番煎じ

“火事と喧嘩は江戸の華”  特に冬には火事が多くなることから商家の旦那衆が夜に番屋に集まって夜回りを始めようとしています。普段は共同で番太郎という夜回りをしてくれる人を雇うのですが、お上からのお達しで「旦那衆自身が行うこと」と言われ、しぶしぶ集まった次第。

 

懐手をしたまま前掛けに拍子木をぶらさげて足で鳴らす者、「火の用心」の掛け声が謡や新内流し風になり、吉原の金棒引きを真似て「火の用心 さっしゃりましょう~!」と言う旦那などなど。ようやく一廻り終わって番屋へ帰ってきますと、酒と猪があるという。自身番で酒はご法度ですが、「煎じ薬」としていただきましょう、ということで宴会が始まります。

さて、宴たけなわとなった頃、表で「番!、番!」と呼ぶ声がします。

 

役人の対応が粋でほのぼのとさせれられます。噺のおもしろさに加え、都々逸、謡、新内流しなど、旦那衆らしいさまざまな芸事が披露され、上手さに聞き惚れて拍手が湧くのもこの噺の醍醐味ですね。

「二番煎じ」というのは、落語では人の真似をして失敗するというパターンが多いのですが、本来は漢方薬や茶を一度煎じたあと、もう一度湯を足したり煮出したりしたもので、効果や香りは薄くなりますが、重病人などには二番煎じを飲ませ、少し回復してから一番煎じを飲ませるなどもあったようです。