田中均の国際政治塾 (2/4) 日本の行方が心配だ (田中均) | 七梟のブログ

七梟のブログ

気まぐれ

(2/4)日本の行方が心配だ(田中均)

 

 

投票日まであと4日。自民党優勢で日本はどうなるだろう。一層保守色を強め、積極財政で一層の円安とインフレ、険悪な対中関係、トランプに寄り添う日本。これを止めるのは国会での与野党の拮抗しかない。「中道」など穏健勢力が踏ん張ることを期待。
 

■■タイムライン要旨■■
[00:04] イントロダクション:強い危機感
選挙を目前に控え、自民党が大勝した場合、日本の「存立危機事態」になりかねない

[01:03] 高市氏の首相としての資質:
台湾有事に関する発言や、空母でのパフォーマンスなどを挙げ、発言が外交関係に与える影響を計算できていない、あるいは勢いで発言してしまう点を指摘し、首相としての資質・資格に欠けると批判

[06:08] 政策への懸念①:財政政策
積極財政は円安や金利上昇を招き、日本経済を破綻させるリスクがある「放漫財政」になりかねないと警鐘。

[08:05] 政策への懸念②:憲法改正と安全保障
改憲や非核三原則の見直し、防衛費の急拡大などの「右のアジェンダ」。綿密な根回しなしに進めれば日本は破綻する。

[10:39] 選挙への提言:中道勢力への投票
「自民党の暴走」(右旋回)を止めるためには、自民党に単独過半数を取らせてはいけない。そのための現実的な解として、立憲民主党や国民民主党などの「中道」勢力に投票し、彼らを大きくすることで歯止めをかけるべき。

[15:57] 外交政策のリスク:トランプ政権との関係

[20:08] 視聴者からの質問と回答


[20:23] 元官僚としての発言:官僚は国民のために働くものであり、国の危機に対して発言するのは当然であるとし、現役官僚が言えないことを民間人として発言していると説明。

 

[21:50] 経済界の反応:みずほ銀行や経済界が高市氏の経済政策に懸念を示していることについて、過去の他国の財政破綻の例を引き合いに出し、マーケットからの警告であると解説。

[24:41] 改憲について:憲法と現実の乖離はこれまで解釈改憲で埋めてきたと説明。人口減少で国力が低下している今、無理に「普通の国」を目指して軍事力を誇示することはリスクが高いと指摘。

[38:02] 核武装について:日本には核を維持する経済力はなく、核を持てば国連の制裁対象となり経済が立ち行かなくなるとし、核武装論は「愚か」であると一蹴。

 

[39:42] 若者へのメッセージ
高市氏の「分かりやすい」言葉に惹かれる若者がいることは理解しつつも、日本の歴史や国力の現状を学び、一時の勢いや夢のような話ではなく、大局的に何が日本のためになるかを考えてほしいと呼びかけ。

 

■田中均(たなか・ひとし) 京都大学法学部卒業。オックスフォード大学学士・修士号(P.P.E.)取得。北米局審議官、在サンフランシスコ日本国総領事、経済局長、アジア大洋州局長、外務審議官(政務)を務め、2005年退官。(株)日本総合研究所 国際戦略研究所特別顧問(前理事長)、(公財)日本国際交流センターシニア・フェロー兼任。2006年4月~2018年3月まで東京大学公共政策大学院客員教授。