古今亭志ん朝 火焔太鼓
ある古道具屋の主人。商売の仕方がヘタクソで一向に売れない。
その商売のヘタさに奥さんは小言の毎日。
今日も市で汚い太鼓を買ってきて奥さんのグチを一通り聞き
小僧に太鼓のほこりを払わせていると、
通りかかった殿様がその太鼓を購入したい、
屋敷に持参せいのおおせ。
おっかなびっくり持っていくとこれが火焔太鼓という世に
二つという名器。
予想もしない三百両で売れてしまった。
さあ家に帰って主人と女房のやりとりは…
志ん朝の話にはパワーがある。テンポのいい語り口、やわらかな気品、硬軟併せ持つ人間そのものの描き出し方には、ほれぼれとさせられる。
気持ちのいい後味だ。

