ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲  Nina Simone「Music For Lovers」 | 七梟のブログ

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ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.806 Nina Simone「Music For Lovers」

 

 

【Now Playing】
Track:Music For Lovers
Performer:Nina Simone
Title:Baltimore
Year/Place:January 1978/at Studio Katy, Brussels
Released:1978
Label/No/Format:CTI/CTI 7084/STEREO
Engineer: 
Notes:

☝︎ニーナ・シモン。「CTI」レーベルに唯一残したアルバム「Baltimore」。ロック、フォーク、ゴスペル、レゲエ、ソウル・・彼女の歌声は深く、深く・・

Nina Simone/ボルチモア<タワーレコード限定>

 

『ボルチモア』(Baltimore)は、アメリカ合衆国のジャズ・ボーカリスト、ニーナ・シモンが1978年に発表したスタジオ・アルバム。シモンのアルバムとしては唯一CTIレコードからリリースされた。

 

当時シモンはパリで暮らしており、本作のレコーディングはパリに近いブリュッセルで行われた。プロデューサーのクリード・テイラーによれば、当時のシモンは気分の浮き沈みが激しく、ホテルのテレビを窓の外に投げ捨てたり、レコーディング中にも突然気難しくなることがあったため、テイラーはシモンをスタジオの外へ散歩に連れ出し、説得したという。

シモン自身は、選曲やアレンジからジャケットに至るまで自分の意思が反映されなかったことから、本作のレコーディングを楽しめなかったと公言している。

タイトル曲はランディ・ニューマンがアルバム『小さな犯罪者』(1977年)で発表した曲のカヴァーで、本作ではロックステディを取り入れたアレンジとなった。「リッチ・ガール」はダリル・ホール&ジョン・オーツのカヴァーで、この曲のみウィル・リーとアンディ・ニューマークがリズム・セクションを務めている。

 

Nina Simone - Baltimore (LP, Album, Gat)

 

Tracklist:
Track 1: Baltimore
Track 2: Everything Must Change
Track 3: The Family
Track 4: My Father
Track 5: Music For Lovers
Track 6: Rich Girl
Track 7: Thats All I Want From You
Track 8: Forget
Track 9: Balm In Gilead
Track 10: If You Pray Right

 

Guitar – Eric Gale
Guitar – Jerry Friedman
Arranged By – David Matthews
Bass – Gary King
Double Bass – Charles Israels, Homer Mensch, John Beal
Bass – Will Lee
Drums – Andy Newmark
Drums – Jim Madison
Piano – Al Schackman
Percussion – Nicky Marrero
Producer – Creed Taylor
Vocals, Keyboards – Nina Simone
etc.

 

時代を超え、人種を超え、ジャンルを超え、愛され続ける黒人女性シンガー兼ピアニスト、ニーナシモン。黒人公民権運動でマーティンルーサーキングが暗殺された後、彼に魂の歌を捧げ、「アーティストが時代を反映するのは当然」と語った。アレサフランクリンからアリシアキーズ、エリカバドゥ、ロバートグラスパー、ローリンヒルなども彼女の楽曲をカヴァーするなど、ニーナシモンの歌声や演奏は、時を超え、現在も多くのファンを魅了し続けている。

 

 

Nina Simone - Baltimore

 

 

Nina Simone ''Everything must change'' from Baltimore

 

 

Nina Simone - The Family

 

 

Nina Simone "My Father" Baltimore 1978.

 

 

Nina Simone Music For Lovers

 

 

Rich Girl - Nina Simone

 

 

Nina Simone That's All I Want From You

 

 

Forget - Nina Simone

 

 

Nina Simone - Balm in Gilead [ Live at Vine Street 1987 ]

 

 

Nina Simone - If you pray right (heaven belongs to you)

 

 

 

Nina Simone's Uncompromising, Fearless Wardrobe

Nina Simone

ニーナ・シモン(Nina Simone/ˈniːnə sɨˈmoʊn/、1933年2月21日 - 2003年4月21日)は、アメリカ合衆国のアフロアメリカンのジャズ歌手、フォーク、ブルース、R&B、ゴスペル歌手、ピアニスト、公民権活動家、市民運動家である。本名はユニース・キャスリン・ウェイモン (Eunice Kathleen Waymon)。スタンダード・ナンバー「悲しき願い」のオリジナル歌手として知られる。

 

1933年2月21日にノースカロライナ州、トライロンで7人兄弟の6番目として生まれた。4歳からピアノを弾き始め、彼女の才能にほれ込んだ周囲のバックアップを得る。

クラシック音楽教育で有名なジュリアード音楽院でレッスンを受けながら、カーティス音楽学校への進学を試みたが断られる。1950年代前半のことであり、黒人であったために差別された疑いがある。

シモンはピアノの講師などで生計を立てようとするが、生活は苦しかった。1954年にはアトランティック・シティのアイリッシュ・バーで、ピアノを弾くことになる。

このバーのオーナーに薦められ歌い始め、やがて名前をニーナと改め、尊敬するフランスの女優、シモーヌ・シニョレに因んで、ニーナ・シモンと名乗った。フランス語ではニーナ・シモーヌの発音となる。

50年代後半に出した「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」がヒットし、やっと音楽活動が順調なものになっていく。彼女の音楽はジャズに限らずフォーク、ブルース、ゴスペル、ポップスなど幅広いジャンルを取り入れた。人種差別主義者によるアラバマ教会爆破事件やミシシッピでの公民権運動家殺害事件に抗議し、「ミシシッピ・ゴッダム」(1964) のシングルを発表した。1960年代の黒人公民権運動にも参加するなど精力的な活動を見せた。

1967年に「自由になりたい」を発表。1969年に「トゥー・ビー・ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック」を発表。

1970年、夫でありマネージャーであったアンドリューと離婚し娘も残し、アメリカを出る。以後はしばらくリベリアで音楽と無縁の暮らしをし、程なくしてフランスの音楽フェスティバルで復帰。シャネルのCMに「マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー」が起用されたの期に再ブレイク。オランダでの8公演を成功させ、完全復帰を果たした。

双極性障害・躁うつ病と戦いながら、2000年を過ぎてからはフランスに居を構え、新たに活動を活発化させていたが、乳癌による闘病生活の末、2003年4月21日、フランスのカリー=ル=ルエ(英語版)の自宅で死去した。70歳没。

 

 

ニーナ・シモン Nina Simone/悲しき願い Don't Let Me Be Misunderstood(1967年)