バッハ管弦楽組曲第3番(BWV1068) | 七梟のブログ

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気まぐれ

J. S. Bach Orchestral Suite No.3. - Reinhard Göbel & Budapest Festival Orchestra

 

 

00:00 - I. Ouverture 

10:34 - II. Air 

13:24 - III. Gavotte I/II 

17:40 - IV. Bourrée 

19:27 - V. Gigue

 

J.S.バッハの管弦楽組曲第3番(BWV1068)。2011年10月、ラインハルト・ゲーベル(指揮)とブダペスト祝祭管弦楽団による演奏、ブダペストのイタリア文化会館にて

 

 

バッハ管弦楽組曲第3番(BWV1068)

 

バッハというと厳粛な教会音楽の作曲家のイメージが強い。ところが、この管弦楽組曲は、1番から4番までどの曲をきいてみても、非常に明るく、そして華やかであり、宮廷音楽の集大成(フランス風序曲形式の一つの完成体)と見ることができる。作品的には、世俗音楽であり、作曲年代は1708年~1723年であると思われるが、後に編成の大きなオーケストラのために、大幅に加筆されたらしい。バッハの曲の中で、こんなに明るく華やかな曲があったのかと驚かさせる。4つの組曲の中でも特に第3番の第一曲目は,華やかさにおいて突出している。
 曲の構成は、1,序曲、2,エア(アリア)、3,ガヴォット、4,ブーレ、5,ジークの全5曲である。2曲目のエア(Air)は、弦楽器と通奏低音だけで演奏されるが、アウグスト ウィルヘルミ(ヴァイオリニスト)によって、ヴァイオリンのG線で演奏するよう編曲されてから、「G線上のアリア」として有名になった。