ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.796 Tina Brooks「Stranger In Paradise」
【Now Playing】
Track:Stranger In Paradise
Performer:Tina Brooks
Title:The Waiting Game
Year/Place:March 2, 1961/Van Gelder Studios, Englewood Cliffs, New Jersey.
Released:2021
Label/No/Format:Blue Note/40536/STEREO
Engineer: Rudy Van Gelder
Notes:
☝︎ティナ・ブルックス。「True Blue」が唯一のオフィシャル・リーダー作。しかし、メンバー参加のレコードは名盤揃い。薄幸がつきまとうが記憶に留まるテナーサックス・プレイヤー。
ティナ・ブルックスが42年の生涯で残した、ブルーノートの4作のリーダー録音の最終作。
不世出のテナー・サックス奏者ティナ・ブルックスの1961年に録音された最後のアルバム。1961年作品でありながら初リリースは1999年という作品。
ジョニー・コールズ(トランペット)、ケニー・ドリュー(ピアノ)、ウィルバー・ウェア(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)が参加。ブルックスは5曲を作曲しており、そのユニークな作曲の才能を発揮している。
1.Talkin' About
2.One for Myrtle
3.Dhyana
4.David the King
5.Stranger in Paradise
6.The Waiting Game
Johnny Coles (tp), Tina Brooks (ts), Kenny Drew (p),
Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)
Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 2, 1961.
Tina Brooks - The Waiting Game ( Full Album )
Tenor Saxophone – Tina Brooks....
Trumpet – Johnny Coles....
Bass – Wilbur Ware....
Drums – Philly Joe Jones....
Piano – Kenny Drew....
1 Talkin' About 7:41
2 One For Myrtle 4:39
3 Dhyana 6:53
4 David The King 6:40
5 Stranger In Paradise 7:32
6 The Waiting Game 6:12
ティナ・ブルックス(Tina Brooks、1932年6月7日 - 1974年8月13日)は、アメリカ合衆国のテナー・サクソフォーン奏者。ハード・バップ・ジャズのアーティストとして知られる。
本名はハロルド・フロイド・ブルックス(Harold Floyd Brooks)。年の離れた兄にブバ・ブルックスがいる。
ノースカロライナ州のファイエットビルに生まれる。1944年、家族に連れられニューヨークに移ってから、程なくしてC管のサクソフォーンを学んだ。
1951年にリズム・アンド・ブルースのピアニスト、ソニー・トンプソンと共演してプロの音楽家として活動に入り、1955年にはヴィブラフォン奏者のライオネル・ハンプトンとも共演した。
トランペット奏者で作曲家のリトル・ベニー・ハリスと親交を結ぶ。
1958年のブルーノート・レコードとの契約ではハリスが重要な役割を果たすこととなり、お蔭でリーダーとして最初の録音を行うことができた。
ブルックスは、ブルーノート・レーベルへの録音で名を遺した。
リーダーとしては1958年から1961年まで4度のセッションを行なっており、サイドマンとしては、ケニー・バレルやフレディ・ハバード、ジャッキー・マクリーン、フレディ・レッド、ジミー・スミスのアルバムに参加した。マクリーンとレッドはブルックスのアルバムに参加している。
ブルックスは、ジャック・ゲルバーの演劇『コネクション(The Connection)』において、マクリーンの配役(第2の楽師役)の臨時代役に立てられ、アルバムの収録曲を舞台で演奏した。
薬物依存のために健康が衰えると、1961年から録音を行わなくなった。肝臓障害のために早世している。