レジェンド・サックス奏者のデイヴィッド・サンボーンが78歳で逝去 | 七梟のブログ

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David Sanborn Group / Chicago Song (1990)

 

 

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Profile: David Sanborn | May 31, 2024

デイヴィッド・サンボーン( David William Sanborn、1945年7月30日 - 2024年5月12日)はジャズ・フュージョン界で活躍するサックス白人奏者であり、彼の活躍はスムーズ・ジャズへの影響も深い。ユニークで渋みのあるファンキーなプレイが特徴。歌うように奏でるその音色は「泣きのサンボーン」とも呼ばれる。

 

2024年5月12日午後、前立腺がんによる合併症のため、ニューヨーク州タリータウンにて死去。78歳没。

 

「6度のグラミー賞を受賞した国際的に著名なサックス奏者、デイヴィッド・サンボーンの訃報を、悲しく重い気持ちでお伝えします。サンボーン氏は、長きにわたる前立腺がんとの闘病の末、合併症を併発し、5月12日の午後に亡くなりました。サンボーン氏は2018年から前立腺がんと闘病しながらも、つい最近まで通常のコンサート・スケジュールを維持できていました。実際、彼は2025年までコンサートを予定していました。デヴィッド・サンボーンは、現代のポップスやジャズ音楽において影響力の大きい人物でした。彼は“ロックンロールにサックスを取り戻した”と言われています」

デイヴィッド・サンボーンは、スティーヴィー・ワンダーの1972年のアルバム『Talking Book』に参加し、デヴィッド・ボウイの名曲「Young Americans」で演奏したほか、今は亡きレジェンドたちとツアーを廻るなど、そのキャリアを通じて、スタジオでもステージでも、数えきれないほどの音楽的アイコンと共演してきた。

2022年のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューの中で、デイヴィッド・サンボーンは名盤『Talking Book』の制作をこう振り返っている。

「この曲のアイデアをツアー中に一緒に練っていたのを覚えている。サビの “Maybe your baby done made some other plans”とか、曲全体に流れるファンキーな雰囲気も覚えているよ。これらの多くのアイデアは、後に曲として完成されたんだ。サウンドチェックに入ると、彼は座ってグルーヴみたいなものを弾き始める。彼の制作プロセスがどうだったのかはよくわからないけれど、ただ、完成したレコードで聴いたとき、どの曲も馴染みのあるものに聴こえたことだけは覚えているよ」

 

 

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