町山智浩『マッドマックス:フュリオサ』を語る | 七梟のブログ

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映画『マッドマックス:フュリオサ』ファイナル予告 2024年5月31日(金)公開

 

 

(町山智浩)そういう映画……今日、紹介する映画もちょっとそういう映画なんですけど。今日、紹介するのはですね、『マッドマックス:フュリオサ』という映画なんですよ。

(曲が流れる)

(町山智浩)すごいエンジンの爆音がバーッと響きましたね。これはですね、2015年に公開された映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚なんですね。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』っていうのは『マッドマックス』シリーズの続きなんですけれども。マックスで主人公がいて、彼がヒーローでずっと続いてきたんですけれども。『怒りのデス・ロード』はマックスは脇役なんですよ。で、フュリオサという女性の女戦士が主人公になってまして。ただ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』っていう映画はこれ、ストーリーをざっと説明すると、核戦争で地球の文明が完全に壊滅して。もう水とか食料とか石油が非常に貴重な状態になった荒野で話が進行するんですけども。

 

そこで、とにかく法律も国家も何もなくなってるんで、暴力だけが支配する弱肉強食の世界で。馬の代わりにバイクとかトラックで西部劇をするっていう話が『マッドマックス』シリーズですね。簡単に言うと。『北斗の拳』に一番、影響を与えてますね。はい。『北斗の拳』の前に『マッドマックス2』っていう映画があって。そこで「ヒャッハーッ!」とか言いながらモヒカンの人がバイクで走ってきて悪いことをするという映画だったんで。それが『北斗の拳』になったわけですけれども。それで、一番最初の『マッドマックス』は地球滅亡前の世界だったんですけどね。1978年に公開されて大ヒットしてずっと続いてるんですが。もう何年、続いているんだ? 1978年だから、とんでもなく長く続いてますが。一番わかりやすいのは、僕が高校生でした。

(石山蓮華)うわーっ! 「うわーっ」って言うのもなんですけども。

(でか美ちゃん)青春とともに『マッドマックス』が始まり。

 

マッドマックス フュリオサ : 作品情報 - 映画.com

町山智浩さんが2024年5月28日放送のTBSラジオ『こねくと』の中で映画『マッドマックス:フュリオサ』について話していました。

 

町山智浩 映画『マッドマックス:フュリオサ』2024.05.28

 

 

『マッドマックス:フュリオサ』(原題:Furiosa: A Mad Max Saga)
劇場公開日:2024年5月31日 
◆2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだ「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描く。
強烈な存在感とカリスマ性で人気を博した女戦士フュリオサを、今作では「クイーンズ・ギャンビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」などで人気のアニャ・テイラー=ジョイが新たに演じた。1979年公開の第1作「マッドマックス」から「マッドマックス 怒りのデス・ロード」まで一貫してメガホンをとっている、シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが、今作でも監督・脚本を務めた。
監督:ジョージ・ミラー(マッドマックス、ベイブ、ハッピー フィート)
主演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサの新たな物語 ...

 

1978年から続く人気シリーズ『マッドマックス』

(町山智浩)そうなんですよ。で、『マッドマックス』は最初の1作目はマックス扮する交通警官が……パトカーの警官なんですけど。奥さんと子供を悪い暴走族に殺されて。その暴走族に復讐をするっていう話だったんですね。で、監督はジョージ・ミラーっていう人で、この人はお医者さんだったんですよ。外科医で、救急病院で働いていて。で、オーストラリアって北海道の何十倍もある広いところで。その荒野では誰も交通法規を守らないということで。人もいないしね。だから、ものすごい交通事故が多くて。そこで、彼は救急病院で働いていたんで。「これは大変なことだ」ということで、ホラー映画なんだけれども、ナイフとかそういったもので殺しに来るんじゃなくて、自動車とかバイクで殺しにくるっていう話を作るっていう。ホラー映画の基本的な殺人者とか怪物が出てきてっていうのを全部、暴走族に置き換えてるんですよ。

(石山蓮華)へー!

(町山智浩)だからものすごく強烈なんですよ。バイオレントで。あと、スピードがめちゃくちゃオーストラリアだから、速いんですね。カーブとか、ないわけですから。何十キロも。だから『マッドマックス』を見た後はね、ハリウッドのカーチェイスが徐行に見えますよ。本当に。そのぐらいのスピードで。時速100キロ、200キロでやってるんで、すごかったんですね。『マッドマックス』1作目はご覧なってますか?
 
(石山蓮華)私はですね、『怒りのデス・ロード』だけ、見たことがあります。

(でか美ちゃん)私はないんですよ。『マッドマックス』シリーズ。ブームに乗りそびれました。『怒りのデス・ロード』の時も。この時期、本当にお金なくて(笑)。公開年を見たら、すごい思い出しました。

(町山智浩)言ってくれれば僕がチケットぐらい、なんとかしたのに(笑)。

(でか美ちゃん)9年前ですもんね? めちゃめちゃ金がなかった時期で、ブームに乗りそびれました。
 
(石山蓮華)私もお金なかった……。

(町山智浩)いや、でもその価値のある映画ですよ。『怒りのデス・ロード』はね。

(でか美ちゃん)だから今回のが楽しみなんですよ。すごい。

(町山智浩)僕、『マッドマックス』を見た時が高校生で。免許を持ってなかったんですけど。もう、思わずバイクの免許を取りましたね。

(でか美ちゃん)すごい影響を受けてる(笑)。

(石山蓮華)それで取ろうって思ったんですね!
 

『マッドマックス』を見てバイクの免許を取得

 

(町山智浩)悪役なのに(笑)。暴走族、悪役で。マックスに皆殺しにされるんですけど。なぜか、バイクの免許を取りたくなったんですね。いや、そのぐらいねバイクの疾走感がよく出てる映画なんですよ。で、その後に『マッドマックス2』が核戦争後の世界になって。そこでマックスが活躍してたんですけども。3作目はね、『サンダードーム』っていうんですが。核戦争後の世界で、そこを支配している女王がいて。そこでサンダードームという闘技場がありまして。ローマの闘技場みたいな。そこで命をかけた殺し合いが行われるっていう話が『マッドマックス』3作目の『サンダードーム』なんですよ。で、僕はそれに参加してます。

(でか美ちゃん)ええっ? 待って。すごい語弊ある気がする(笑)。そんなわけないんだから。

(町山智浩)いや、あのね、アメリカの砂漠で毎年『マッドマックス』のような核戦争後の無法地帯を再現するっていうイベントが行われてるんですよ。『Wasteland』っていうんですけども。そこに改造バイクを持ち寄った人たちがマックスのコスプレをして、サンダードームで戦ったりしてるんですよ。

 

(石山蓮華)戦ったんですか?

(町山智浩)僕、戦ったんです。

(石山蓮華)えっ、町山さんはどうやって戦ったんですか?。

(町山智浩)あのね、武器はね、柔らかいスポンジの刀で戦うんですけども(笑)。

(でか美ちゃん)この現実にはちゃんとね、法とかもあるから(笑)。

 

『Wasteland』サンダードームで戦った町山智浩

 

The Thunderdome at Wasteland Weekend

 

 

(町山智浩)そうそうそう(笑)。でもね、ワーッてやってるうちにね、手の骨が折れてたんです(笑)。

(石山蓮華)ええっ? 本当に怪我してますね。町山さん!

(町山智浩)大怪我をしてね(笑)。

 

(石山蓮華)大丈夫でした?

(町山智浩)ちゃんと僕、『マッドマックス』の世界のようにモヒカンで参加してるんですけども。
3ページ目)町山智浩<前編>5万人のマリファナ祭りで“ラリー町山 ...
(石山蓮華)今、手元に町山さんのXからお借りした写真があるんですけど。パッと見ても町山さんだって、全然わかんなかったです。モヒカンで目の周りが真っ黒。パンダみたいになっていて。で、格好もマッドマックス感がありますね。
これが『Mad Max』の世界観を再現した世紀末フェスだ ...
(町山智浩)『北斗の拳』であっさり殺されるザコのキャラになってますけども。

(でか美ちゃん)「ヒャッハーッ!」って言ってそうな感じの町山さんがいますけども。

毎日が月曜日 on X: "『マッドマックス/サンダードーム』は過小 ...

(町山智浩)砂漠のど真ん中でね、手の骨を折ったんで。薬指がもう完全違う方向に曲がってたんですよ。で、「すぐに病院に行かなきゃ!」って言われたんです。複雑骨折だったから。でも、砂漠だから。砂漠の中を車で3時間走って、やっと救急病院があって。大変だったです。でも行ったら医者がいきなりモヒカンの人が来たから、びっくりしたよ(笑)。

(石山蓮華)そうですよね。メイクもしっかりして。

(でか美ちゃん)やっぱり映画の中だけだ。サンダードームをやっていいのは(笑)。イベントとしてはね、すごい同じ好きなものを持つ人が集まって楽しそうですけど。

(町山智浩)いや、ものすごかったですよ。面白くて、楽しくて。『マッドマックス』に出てくるようなね異常な改造車がいっぱい集まっていて、すごかったんですけど。

 

サンダードームで骨折して3時間かけて病院へ

 
(町山智浩)でね、それからずっと経って、2015年……だから3作目から30年後に4作目の『怒りのデス・ロード』が作られたんですね。だからこんなに間が空いてる間にマックス役のメル・ギブソンはおじいちゃんだったんで、この時は主役じゃなくてですね。『怒りのデス・ロード』はフュリオサっていう女戦士が主役になったんですが。この映画『怒りのデス・ロード』をすごい、すごいってみんなが言っていて。何がすごいか?っていうとですね、クライマックスしかないんですよ。普通、物語があって。誰か、登場人物の紹介があって。登場人物同士の確執というか、戦いに至るまでの経過があって、そして戦いになるじゃないですか。で、『マッドマックス』は毎回、戦いってカーチェイスなんですけど。っていう風に、話の流れっていうのがあって、物語があるじゃないですか。本来。でも、この『怒りのデス・ロード』はそれがないんです。いきなりカーチェイスで始まります。
 
(でか美ちゃん)ええっ? いきなりカーチェイス?

(石山蓮華)もうなんか、「ドンドコドンドコドンッ! フュリオサ、行けーっ!」って。それでずっと2時間っていうような印象ですけども。

(でか美ちゃん)なんか、「スポーツ観戦みたい」って思ったけど。でも、スポーツも物語、さすがにめっちゃあるもんな。

(町山智浩)でも、スポーツはいきなり試合が始まるじゃない? その試合に至る過程っていうのはスポーツでは、その競技場では見られないじゃないですか。だから前も話したけども。『SLAM DUNK』がさ、ひとつのゲームの中に物語を入れ込んでいたでしょう? でも、『怒りのデス・ロード』っていうのはそれすらしてないんですよ。ほとんど。だから、ものすごい興奮して、すごい楽しいんだけれども。「このフュリオサって、誰?」っていう問題があるわけですよ。

(石山蓮華)ああ、そうか。今、それを言われてはじめて「ああ、たしかに。誰だったんだ?」って思いましたよ。

(町山智浩)「誰やん?」っていう話なんですよ
 
(でか美ちゃん)あのブームが起きていた時にもみんな「面白い、面白い」とはすごく言っていて。すごいみんなにおすすめされたし。SNSとかでも毎日、誰かが見に行って話題にしてたけど。何が面白いのか、たしかにちゃんと語ってる人があんまりなかったかも。

(石山蓮華)「V8! V8! V8!」っていう。

(町山智浩)そうそう。それはね、ウォーボーイズという……フュリオサの敵っていうのはイモータン・ジョーという砂漠を支配してる男なんですね。男っていうか、おじいちゃんなんですけど。彼は砂漠で貴重な水を独占してるんで、独裁者として振舞っていて。そこにうぉーボーイズという、彼を神のように信奉している兵隊たちがいるという設定なんですね。で、イモータン・ジョーというのは女性たち、妻が何人もいるんですよ。で、彼女たちになんていうか、「俺の子供を産めや! 産まへんのか!」とか言っているジジイなんですが。
 
その女性たち、妻たちをフュリオサが救い出して逃げるっていう話なんですね。それが『怒りのデス・ロード』なんですけど。フュリオサって誰なのか、わからないんですよ。で、フュリオサは片腕が義手なんですね。すごい金属製の義手なんですが、なんで腕を失ったかも、わからないんですよ。で、これは実はちゃんとジョージ・ミラー監督、話を作ってたんですけど。やっているうちにものすごくアクションシーンが長くなって、もうそれだけでいいってことで。せっかく作っていた話をやらないで、アクションシーンだけで映画にしちゃったんですね。

(石山蓮華)ああ、そうだったんですね。

(町山智浩)でも、ちゃんとフュリオサの物語っていうのはあるんで、今回ちゃんとそれが作られたんで。それが『マッドマックス:フュリオサ』っていう映画なんです。

(でか美ちゃん)なるほど。やっとわかるんだ。フュリオサについて。
 

『怒りのデス・ロード』の前日譚

 
(町山智浩)だから、これだけ見ても大丈夫なんですよ。『デス・ロード』の前の話だから。で、今回は若い頃の……というか、子供の頃からフュリオサが育っていくのをちゃんとじっくり見せていくんで。若いフュリオサはアニャ・テイラー=ジョイさんが演じてますね。もう彼女は今、すごいですね。トップスターですね。で、今回の敵はイモータン・ジョーじゃなくて、クリス・ヘムズワースという俳優が演じるディメンタスという、なんていうのかな? 砂漠を旅をしながら、いろんなものを占領している……昔、中国に軍閥というのがあって。それに非常に近いものですね。小さなジンギスカンみたいな男です。

まあ、その彼が最初にアニャ・テイラー=ジョイの前に子役さんが演じてるんですけども。フュリオサを、彼女が住んでいた理想郷みたいなところがあって。水もあれば、森もあるところから幼いフュリオサを誘拐して。その時に、そのフュリオサのお母さんを殺すっていうシーンから始まるんですよ。で、その母親を殺されたフュリオサが成長しながら、そのディメンタスに復讐を誓うという話で。非常に西部劇的な話になってるんですが。今回もとにかくアクションがすごいんですね。で、前の『怒りのデス・ロード』はなんていうか、シルク・ドゥ・ソレイユが時速200キロで走ってくるような映画でした。
 
(石山蓮華)ああ、そうですね! 車の上にいろいろな人たちがいて、いろんなことしてましたね。

(でか美ちゃん)シルク・ドゥ・ソレイユは見に行ったことがあるから。あんなのが200キロで来たら、やばいですよ(笑)。

(町山智浩)時速200キロでシルク・ドゥ・ソレイユが曲芸をしながら走ってくるっていう映画なんですよ。前のは。

(でか美ちゃん)うわっ、一気に見たくなった!

(町山智浩)で、今回はそれを超えるアクションシーンを作らなきゃなんないってことで、監督が考えたのは今回、敵は空を飛んできます。それと、鉄球をぶんぶん振り回すタンクローリーとの空中と地上の対決になるんですけど、まあめちゃくちゃでしたね。はい(笑)。「すごいな、これは」って思いました。そういう映画がこの『フュリオサ』なんですけれども。これね、とにかくアニャ・テイラー=ジョイがね、あの目の力で……ほとんどセリフないんですよ。
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(でか美ちゃん)ああ、そうなんですか。主人公なのに。
 
(町山智浩)主人公なのに。ものすごい怒りを秘めていて、しゃべらないんですね。で、顔が真っ黒でね。オイルを塗ってるから。で、目だけがギラギラ光っていて、すごいことになってますけどね。いやー、とんでもない2時間半……2時間半ですよ、しかも。すごいフルスロットルでね。

(でか美ちゃん)2時間半、200キロのシルク・ドゥ・ソレイユ?
 

2時間半、200キロで爆走するシルク・ドゥ・ソレイユ

 
(町山智浩)そう(笑)。すごいですよ。それでね、前作が非常に評判だったのは、イモータン・ジョーという男がね、女性たちを完全に子供を産む道具として、家畜として扱ってるっていうシーンがあるんですよ。で、それに対して女性たちが反乱を起こすというストーリーが非常に、そういう……「女の人は子供を産まなきゃ価値がない」とか言ったりする人が日本にも、政治家にいるわけじゃないですか。だから非常にその現代的なテーマだったし。アメリカの場合にはそれこそ、人工中絶禁止が実際に行われてしまったので。非常にその現実の問題とリンクする話だったんですけども。

で、今回と前作で非常に似たところがあって。ご覧なったらわかると思うんですけども。フュリオサが『デス・ロード』のところで敵であるイモータン・ジョーに「覚えてるか!」って言うんですね。今回も、同じセリフがあるんですよ。今回も母の仇のディメンタスに「覚えてるか!」って言うんですよ。復讐の話なんでね。でもね、相手は覚えてないんですよ。これね、何人もの女性を踏みにじってきてるから、いちいち相手の顔や名前を覚えてないんですね。そもそも人を踏みにじってる人って、相手を1人の人間だと思ってないから、覚えないんだよね。それが一番ね、フュリオサが……「フュリオサ」っていうのは「怒り」っていう意味ですけど。まさにその怒りをぶつけざるをえないところなんですけどね。ということでね、『マッドマックス:フュリオサ』……『マッドマックス』っていうタイトルをつけていても、マックスは出てこないんですが(笑)。

(石山蓮華)もう『フュリオサ』ですよね。
 
(町山智浩)『フュリオサ』でどんどんいくんでしょうね。

(でか美ちゃん)こんなに長く愛されてる作品って私、知らなかったですね。全部見たくなりました。

(町山智浩)ああ、そうですか。じゃあ『フュリオサ』を見てから『怒りのデス・ロード』を見るというね、あんまり他の人がしてない、いい体験ができますから。

(でか美ちゃん)ああ、たしかに! それをしよう! やった!

(町山智浩)これはラッキーですよ。

(石山蓮華)ということで、今日は今週31日金曜日から公開になる『マッドマックス:フュリオサ』という映画をご紹介いただきました。町山さん、ありがとうございました。

(町山智浩)どうもでした。
マッドマックス フュリオサ : 作品情報 - 映画.com

 

 

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