ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調 作品60 / 仙台フィルハーモニー管弦楽団 指揮:高関健 | 七梟のブログ

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ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調 作品60 / A.Dvořák : Symphony No. 6 in D Major, op. 60

 

 

 

ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調 作品60 
A.Dvořák : Symphony No. 6 in D Major, op. 60

 

00:20 1st Mov. 第1楽章 アレグロ・ノン・タント

18:18 2nd Mov. 第2楽章 アダージョ

30:18 3rd Mov. 第3楽章 スケルツォ(フリアント):プレスト

38:50 4th Mov. 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・コン・スピーリト

 

指揮:高関健
TAKASEKI Ken, Conductor
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
Sendai Philharmonic Orchestra

仙台フィルハーモニー管弦楽団 第370回定期演奏会
令和6年2月16日(金)
日立システムズホール仙台・コンサートホールにて収録
 

 

交響曲第6番 ニ長調 作品60, B. 112 は、アントニン・ドヴォルザークが1880年に作曲した交響曲。ドヴォルザークの交響曲としては最初に出版されたため、かつては『交響曲第1番』と呼ばれていた。

 

ドヴォルザークの他の交響曲同様、しばしばヨハネス・ブラームスの影響が指摘される。

 

ドヴォルザークもまたその成功で作曲家としての基盤を安定させたので、交響曲の分野においても、民族的な要素を大いに用いた作品を生み出していくようになります。
ドヴォルザークという人は、そう言う作曲家としての契機となる時期になぜか2曲ずつ交響曲を生み出した人だったようで、この時期にも第5番と第6番のボヘミア的な雰囲気が強く漂う交響曲を仕上げています。
 

第1楽章は「春を迎えたチェコの人々の幸福な気持ち」がえがかれていると言われます。
続く第2楽章のアダージョもメロディーメーカーと言われたドヴォルザークの美質がいかんなく発揮されています。
しかし、とりわけ素晴らしいのは、第3楽章のスラブ舞曲を思わせるような弾んだリズムで構築されるスケルツォ楽章です。

初演の時にこのスケルツォ楽章のアンコールが要求されたというのですが、さもありなんと思える素晴らしさです。
そして、最後のアレグロ楽章も深い幸福感に満ちた音楽になっています。