ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 Red Garland「Solitude」 | 七梟のブログ

七梟のブログ

気まぐれ

ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.778 Red Garland「Solitude」

 

 

【Now Playing】
Track:Solitude
Performer:Red Garland
Title:High Pressure
Year/Place:November 15 and December 13, 1957/Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey
Released:1961
Label/No/Format:Prestige/PRLP 7209/MONO
Engineer: Rudy Van Gelder
Notes:
☝︎レッド・ガーランド。彼にもマラソン・セッションがあった。1957年11月15日・12月13日に収録された「Soul Junction」、「All Morning Long」、そして、この「High Pressure」。持っていたい3枚。

 

Amazon.co.jp: High Pressure: ミュージック

 

バードやコルトレーンを擁したレッド・ガーランド・クインテットのアルバムは、ALL MORNING LONG~SOUL JUNCTION~HIGH PRESSURE~DIG ITの4部作としてリリースされた。本作では著名なスタンダードを集めたアルバムと成っている。 SOFT WINDS ~ SOLITUDE~UNDECIDED~WHAT US THERE TO SAY~TWO BASS 全5曲の内容。プレスティジのオーナー、ボブ・ワインストックのお気に入りのピアニスト、レッド・ガーランドの名作4部作の一枚である。

 

Red Garland – piano
John Coltrane – tenor sax
Donald Byrd – trumpet
George Joyner – bass
Art Taylor – drums
Recorded:November 15 & December 13, 1957


トラッキングリスト
1  Soft Winds
2  Solitude
3  Undecided
4  What Is There to Say?
5  Two Bass Hit

 

Red Garland Quintet, John Coltrane - High Pressure (LP ...

 

 

 

 

The Red G̲a̲r̲l̲a̲n̲d̲ Q̲u̲i̲n̲t̲e̲t̲ W̲i̲t̲h̲ J̲o̲h̲n̲ C̲o̲l̲t̲r̲a̲n̲e̲ ̲– High P̲ressu̲re (1957)̲

 

 

Tracklist: 

1 Soft Winds 0:00:01 

2 Solitude 0:13:48 

3 Undecided 0:22:20 

4 What Is There To Say 0:29:13

5 Two Bass Hit 0:35:11

 

1曲目のSoft Windsは、14分弱の長尺ですが、トリオでの滑り出しで、かなり経過してコルがエントリー、その後、バードが目の覚める様なハイノートを聴かせます。バードのスピード感あふれる演奏の後では、コルがまどろっこしい様に・・・聴こえてしまいます。

2曲目のSolitudeは、打って変わってスローなバラード、ガーランドの美しいタッチがとろける様な心地よい時間を与えてくれます。やはり、スローバラードのキラキラした輝きは、ガーランドならではの美しさです。ここでは、バードが抑制の効いた美しいラッパでメロディを歌い上げます。その後にコルが入りますが、なぜか一本調子で、ニュアンスに乏しい・・・、あくまでもバードとの比較ですが、バードの演奏がそれほど素晴らしいということなのでしょう。

3曲目のUndecidedは、スイング感あふれる滑り出しで、コルもバードも最初から絡んでいますが、あくまでもガーランドの明るく弾むピアノが主役。アート・テイラーのスティック・ワークが心地よく息の合ったビートを刻みます。


4曲目のWhat Is There to Say? は、再びスローバラード。ガーランドにジョイナーの静かなベースが陰翳を与えます。その二人の親密な演奏にコルが、このアルバムでは初めて良い仕事をします。・・・ですが、バードが入ると完全に食われてしまっています。このアルバムでは、バードが本当に良い働きをしています。

5曲目のTwo Bass Hitは、早いビートのハードバップのお手本。ここでもバードが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。迷いのないスピード感あふれるバードの演奏に痺れます。そして、コルが入りますが、どうも乗り切れていない・・・。

 

 

Red Garland Trio / レッド・ガーランド・トリオ | 100JazzTrio.com

レッド・ガーランド (Red Garland、1923年5月13日 - 1984年4月23日)は、ジャズ・ピアニスト。デビュー前にはプロボクサーでもあった。本名はウィリアム・マッキンリー・ガーランド・ジュニア(William McKinley Garland, Jr.)で、出身地はアメリカ・テキサス州ダラス。1945年よりテキサス州で、1946年よりニューヨークで活動を始め、1955年にリズム・セクションを率いて参加したマイルス・デイヴィス・クインテットにおいて国際的な名声を得た。ブロック・コード(英語版)などを演奏スタイルの特徴とする。

 

Red Garland | Spotify