七梟亭 名人劇場2024 弥生 第三巻 落語「あたま山」/桂雀々「さくらんぼ」 | 七梟のブログ

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気まぐれ

頭山 Mt. Head

 

 

2002/35mm Dolby Digital/STANDARD
演出、アニメーション、美術、編集:山村浩二
語り・三味線:国本武春/脚本:米村正二/音楽:国本武春、シジジーズ/サウンドデザイン:笠松広司
製作:ヤマムラアニメーション 

ケチな男が拾って来たサクランボの種を食べたために、頭に桜が生えて、そこに花見客が訪れる。花見客が騒がしくて桜の木を抜くと今度はその穴に水がたまって、海水浴客が集まってくる。落語「あたま山」を現代、東京に舞台を移し、アニメーションで新解釈を試みた作品。

★ASIFA50周年記念アニメーションベスト50:第19位(2010)
★アニメーションの一世紀 100作品:第70位(アヌシー国際アニメーション映画祭、2007) 
★日本のメディア芸術100選 専門家選出のアニメーション部門:第8位(2006)
★2004年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン:第10位(2004)
★世界と日本のアニメーション ベスト150(2003):第90位
第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門ノミネート
グランプリ:アヌシー2003
グランプリ:第16回ザグレブ国際アニメーション映画祭
グランプリ:第10回広島国際アニメーションフェスティバル
グランプリ:レンコントレス国際アニメーション映画祭
グランプリ:第15回ドレスデン国際アニメーション&短編映画祭
グランプリ:メディアウェーブ2003
最優秀短編アニメーション賞:第2回国際アニメーションフェスティバル アニフェス2003トシェボニュ
最優秀短編アニメーション賞:第8回マンチェスター国際短編映画祭
準グランプリ(コンピュータ・アニメーション/ビジュアル・エフェクト部門):アルス・エレクトロニカ・フェスティバル
銀のハト:第47回ライプチヒ国際ドキュメンタリー・アニメーション映画祭
銀賞(Silver Jaberrwocky):エチューダ&アニマ国際映画祭2005
最優秀短編観客賞:第8回シネマ・トウ・エクラン
最優秀サウンドトラック賞:クレルモンフェラン短編映画祭
最優秀短編アニメーション賞:バダロナ国際映画祭(FILMETS)
審査員特別賞:キアヴァリ国際アニメーションフェスティバル
審査員特別賞:第8回イ・カステリ・アニマティ
審査員特別賞:ビルニウス国際アニメーション映画祭
審査員特別賞:オランダアニメーション映画祭
特別賞:第12回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭
特別賞:第19回ベルリン国際短編映画祭
優秀賞(アニメーション部門):平成14年度(第6回)文化庁メディア芸術祭
最優秀短編観客賞:第8回シネマ・トウ・エクラン

 

 

 

頭山(あたまやま)は、落語の演目の一つ。「頭山」は江戸落語での名称で、上方落語では、「さくらんぼ」の題名で演じられている。こちらは桂雀々の持ちネタのひとつでもある。

主にケチの噺の枕として使われる小噺であるが、八代目林家正蔵(林家彦六)は話を膨らませて一席噺として演じていた。

 

 

桂雀々のちょこっと上方落語Vol.6 「さくらんぼ」

 

 

桂雀々「さくらんぼ」

 

あらすじ
気短な(あるいはケチな)男が、サクランボを種ごと食べてしまったことから、種が男の頭から芽を出して大きな桜の木になる。

近所の人たちは、大喜びで男の頭に上って、その頭を「頭山」と名づけて花見で大騒ぎ。男は、頭の上がうるさくて、苛立ちのあまり桜の木を引き抜いてしまい、頭に大穴が開いた。

ところが、この穴に雨水がたまって大きな池になり、近所の人たちが船で魚釣りを始めだす始末。

釣り針をまぶたや鼻の穴に引っ掛けられた男は、怒り心頭に発し、自分で自分の頭の穴に身を投げて死んでしまう。