ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.752 Art Pepper Quintet「Maybe Next Year」
【Now Playing】
Track:Maybe Next Year
Performer:Art Pepper
Title:Smack Up
Year/Place:October 24 & 25, 1960/Los Angeles
Released:1962
Label/No/Format:Contemporary/S7602/STEREO
Engineer: Roy DuNann
Notes:
☝︎アート・ペッパーのスルーできない隠れ名盤。長い休みに入るとは思えない前年、頂点に達したレコード。
チャーリー・パーカーに次ぐ、当時最高のアルト奏者のひとりとみなされていたアート・ペッパーの1960年の録音盤。
この独学ミュージシャンのキャリアを間もなく断ち切ることになる中毒を予感させるアルバム・タイトルで、仲間のサックス奏者たち(オーネット・コールマンの "Tears Inside "やバディ・コレットの "A Bit of Basie "など)が書いた曲を収録している。ペッパーが最高にしなやかなフォームで演奏している自作の "Las Cuevas de Mario "は、4分の5拍子で特に傑出しており、その後も彼のセットリストに登場することになる。
1960年クインテットでの録音。
カリフォルニア州出身のサックス奏者アートペッパーは薬物依存に苦しみながらも数々の素晴らしい録音を残している。この作品をはじめ全般にメロディセンスの良さが光り飽きさせる事のない演奏を随所に感じる事が出来る。
■Art Pepper(as)
Jack Sheldon (tp)
Pete Jolly (p)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)
ソングリスト
A1. Smack Up
A2. Las Cuevas De Mario
A3. A Bit Of Basie
B1. How Can You Lose
B2. Maybe Next Year
B3. Tears Insid
Smack Up - Art Pepper
Las Cuevas De Mario - Art Pepper
A Bit Of Basie - Art Pepper
How Can You Lose - Art Pepper
Maybe Next Year - Art Pepper
Tears Inside - Art Pepper
アート・ペッパー(Art Pepper、本名:Arthur Edward Pepper Jr.、1925年9月1日 - 1982年6月15日)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者。カリフォルニア州ガーデナ生まれ。
1940年代よりスタン・ケントン楽団やベニー・カーター楽団で活動を開始する。1950年代には自己のコンボを結成し、ウエストコースト・ジャズの中心的な人物として活躍した。
生涯を通じて「麻薬中毒」によりしばしば音楽活動が中断されている。1960年代後半を、ペッパーは薬物中毒者のためのリハビリテーション施設シナノン(en:Synanon)ですごした。1974年には音楽活動に復帰し、ふたたび精力的にライブやレコーディングをおこなった。
1977年に初の日本公演をおこなう。このときの日本のファンの熱狂的な歓迎にペッパー自身が非常に感動した様子が、3番目の妻ローリー・ペッパーによって筆記された自伝『ストレート・ライフ』(1980年)に記されている。それがきっかけなのか親日家であり、1980年には石黒ケイのアルバム『アドリブ』に参加した。
1982年6月15日、脳溢血により死去した。