ZAZ - Paris sera toujours Paris (Clip officiel)
ザズZazが歌い、2014年のアルバムParisに収録されました。これはとても楽しい動画です。
パリはパリParis sera toujours Paris
1939年9月のドイツ軍によるポーランド侵攻の後、1940年5月のドイツ軍のフランス侵攻までのあいだ、ドイツとフランス・イギリスは戦争状態にあったにもかかわらず、陸上戦闘が皆無に近い状態であったので、イギリスでは「まやかし戦争Phoney War」、ドイツでは「座り込み戦争Sitzkrieg」、フランスでは「奇妙な戦争Drôle de guerre」などと呼ばれていました。ちょうどこの時期、1939年11月に作られたモーリス・シュヴァリエMaurice Chevalierの「パリはパリParis sera toujours Paris」は、占領時を予測したパリの人々の心境をリアルに語っています。
Maurice Chevalier - Paris Sera Toujours Paris
今回紹介する、“Paris Sera Toujours Paris”という曲は、フランスとアメリカをまたにかけて活躍したフランス人俳優のモーリス・シュヴァリエ(Maurice Chevalier)が1939年の11月に発表した曲で、その後、フランスのシャンソンの代表的な曲の仲間入りを果たすことになります。この曲を理解する際に欠かせないのが、おそらくモーリスが曲を出した年の歴史的背景でしょう。

和訳
パリはいつだってパリ
仮に予防措置として
家の窓に木枠をはめ込んだとしても
店の窓を青色に染めたり
車のタイヤまでも青色に染めたとしても
美術館から絵画をすべて取り除いたとしても
シャンゼリゼ通りを上下逆さにしたとしても
粘土を使って
彫像の美しさの全てを包み込んだとしても
夜で街灯を覆い隠そうとしても
光の街を闇に陥れようとしても
パリはいつだってパリ
世界で最も美しい街
深淵な闇に包み込まれようとも
この街の輝きはくすむことはない
パリはいつだってパリ
この輝きを抑え込もうとすればするほど
街の勇気はより掻き立てられ
街の活気がより際立つだろう
パリはいつだってパリ
この騒音に慣れてしまっても
夜のサイレンと遊びふけっても
ふざけまわってる時に
パジャマのまま地下室に閉じ込められても
たとえどんな命令が下っても
水を止められ、ジャズができなくなっても
ガスマスクをつけさせられても
4文字だけのクロスワードをやらさせられても
家では強制的に
全員11時までに寝なければならなくても
パリはいつだってパリ
世界で最も美しい街
どんな規制が多い時でも
この街はそれらと上手く折り合いをつける
パリはいつだってパリ
たとえ本質をぼやけさせようとも
この街の自信は消えることはないだろう
ユーモアと活気も消えないだろう
パリはいつだってパリ
この10月から、信念を貫いてはいるけど
衣服が暗く汚れていっても
花が少なくなり、エイグレットを付けられなくなっても
全ての色が希薄になっていっても
終わった祝祭の後で
高価な宝石と同等の
オコジョとアーミンの毛皮が
それらの不在で際立っていても
美しさがかけ、派手さを失い
お粗末で、挑戦的でなくなってしまっても
パリはいつだってパリ
世界で最も美しい街
遠くで大砲が鳴り響いても
洋服がいつにもましてきれいなのさ
パリはいつだってパリ
出費を制限されようとも
この街の洗練さと優美さは
どんなものよりも価値があるのさ
パリはいつだってパリ
