多羅尾伴内 1話
昭和53年(1978年)、多羅尾伴内シリーズを観て育った世代の小池一夫・石森章太郎によって劇画化作品『七つの顔を持つ男 多羅尾伴内』が世に出る。これを受けて、東映はリメイク作品の製作を決定、脚本には比佐の弟子である高田宏治、主演二代目には小林旭が起用された。
同年のリメイク1作目『多羅尾伴内』は、初代・千恵蔵版の設定を踏襲しながらも、小林旭が「流しの歌い手」になってギターで歌うという千恵蔵にはなかった新趣向を見せるなど、好評であった。小池・石森の劇画が「原作」ということにしてあるが、劇画のような二人の多羅尾伴内という設定はなく、筋書きは1955年の東映作品『多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王』(三番打者怪死)を再構成し脚色した。
同年の2作目『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』も老婆に化ける(伴内唯一の女装)など意欲的な面が見られたが、舞台を寒村に限定するなどの試みがうまくゆかなかったのか興行的に失敗し、リメイクは2作品で打ち切られた。以後はまったく映画化されていない。
ストーリー
超満員の観客で湧き返る東京K球場、日本シリーズ第五戦。九回裏逆転満塁サヨナラホームランを打った高塚が走り出した途端倒れ死ぬ。検死の結果、アイヌが熊狩りに用いる猛毒を使った針による他殺と判明する。翌朝、新聞社のカメラマン川瀬も同じ手口で殺された。川瀬の妹・ゆう子から伴内は真相究明を依頼される。伴内は調査を進めるうち、北海道でのある事件が関わっていることを突き止める。
キャスト
多羅尾伴内:小林旭
歌手:八代亜紀
新村真砂子:夏樹陽子
川瀬ゆう子:竹井みどり
望月八郎:天津敏
瀬尾五郎:成田三樹夫
木俣良教:江木俊夫
木俣ちか子:川口敦子
小泉登:安部徹
種田金吾:石橋雅史
歌手:アン・ルイス
歌手:キャッツ★アイ
山本刑事:倉石功
徳光明夫:南利明
穂高ルミ:三崎奈美
劇場係員:由利徹
陽子:野口かおる
川瀬東介:成瀬正
宇田川警部:財津一郎
木俣信之:池部良
警察署長:水野晴郎
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