七梟亭 名人劇場 師走 第三巻 三遊亭圓生(六代目)掛取万歳(かけとりまんざい) | 七梟のブログ

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気まぐれ

 

圓生 掛取万歳

 
藪井竹庵
 
借金をかかえて困り果てた八五郎夫婦。「掛け取り」を追い払うために知恵をしぼった末、言い訳をする際に相手の好きなものをひっぱり出して、借金返済を逃れてしまおうと思い付く。狂歌好きな家主には、同情を買うための狂歌を読み、義太夫好きには義太夫で対応。けんか好きの魚屋にはけんかで勝負し、

六代目円生で、亭主が魚屋を逆に脅し、借金を棒引きにさせたあげく、「帰るなら払ったことになるな」と、幻の領収書を書かせるところが爆笑。無理やり「毎度ありがとうございます」と言わせたうえ、「6円70銭。10円渡した(つもり!)からつりを置いてけ」。

まことにどうも、けしからんもんで。

万歳好きな三河屋に対しては万歳で言い訳をはじめる…
 
 

六代目圓生師匠の「掛取り万歳」を聞いている。

12月に暮れの噺を!と聞こうと思っていたのだが、ここまで年末になってしまうとは…大晦日の掛取り風景。

「掛取り」もいろいろあるようだけど、圓生師匠の場合、その撃退法ということで、最初に去年の大晦日を思い出して「早桶の中で死んだふり」。大家さんと炭屋のおじさんを撃退。

そして今年の掛取りがスタートで、お馴染みの「狂歌家主」。続いて魚屋の金さんは「喧嘩」。大阪屋の旦那は「義太夫」。酒屋の番頭は「芝居」。「義太夫」と「芝居」は鳴り物入り。最後に三河屋の旦那が「三河万歳」という流れ。

「掛取り」って、そのバカバカしさが何とも楽しいのだけど圓生師匠だと後半の義太夫と芝居が格調高くて、これは芸術の域に達しているという…落語を超越している。でも最後が三河万歳なので…軽やかに心地いい。

 

 

 

七梟亭 名人劇場

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今後とも日本の 伝統話芸「落語」を中心とした寄席演芸の隆盛のため気まぐれ無頓着に頑張ってまいりたいと存じます。