2020年はベートーヴェンの生誕250年の年 ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」 | 七梟のブログ

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2020年はベートーヴェンの生誕250年の年となります。

2020年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤー。クラシック界はベートーヴェンを中心に展開されることが予想される中、東京オリンピック・パラリンピックが行われるこの年は、ベートーヴェン(1770年~1827年)の生誕250年という記念すべき年でもあります。

 

 

 

Beethoven.Violin.Sonata.No.5.Op24.Spring.[Anne.Sophie.Mutter.Lambert.Orkis]

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」

アンネ=ゾフィー・ムター/Beethoven: Violin Sonatas No.5

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調Op.24は、1801年に書かれた。その、幸福感に満ちた明るい曲想から「スプリングソナタ(春)」という愛称で親しまれている、大変有名な曲である。

 

ベートーヴェン自身のヴァイオリン演奏は技術的に稚拙で自作のヴァイオリン部を公開で弾く機会はほとんどなかった。ヴァイオリンのイディオムにもピアノのそれに対するほど通じてはいなかったので、ソナタの旋律リズムはピアノのものが中心になっている。本作も第1楽章第1主題は同時代別作家のピアノ練習曲のものと類似しており、合奏の妙を得るには両奏者いずれも作品の経緯を理解する必要がある。

 

第1楽章 Allegro

ヘ長調、ソナタ形式。ピアノの伴奏に乗ってヴァイオリンで第1主題が歌われる。主題は10小節からなり、順次進行で下降したあと、跳躍を含む音型が3回繰り返されて盛り上がって終わるという、大変バランスの取れた、非常に美しい旋律である。その旋律がピアノで繰り返されたあと、推移となり第2主題が導かれるが、それは第1主題と対比して、和音連打によるものである。コデッタは連打による動機の模倣と、音階によるものからなる。展開部は第2主題が使用され、再現部は提示部と逆で、第1主題はピアノ→ヴァイオリンの順で奏される。

 

第2楽章 Adagio molto espressivo 変ロ長調、三部形式。

分散和音の伴奏に乗って、美しい旋律がピアノ、ヴァイオリンの順で歌われる。推移部のあと、主題が再現する際、それは装飾的な変奏や、転調などで彩られる。

 

第3楽章 Scherzo,Allegro molto ヘ長調、スケルツォ。

音階が上がったり下がったりする主部と急速なトリオからなる、短い楽章。

 

第4楽章 Rondo,Allegro ma non troppo ヘ長調、ロンド形式。

A-B-A-C-A-B-A-コーダの構造を持つ。軽やかなAの主題は、同音が3回連打されることで印象付けられる。2部分からなり、ハ短調に陰るなど様々な要素を持つBと、3連符とシンコペーションのリズムを伴うニ短調のCを経て、Aの主題がニ長調で再現されると、さらに美しく変奏されて、喜びに満ちたまま曲は終わる。

 

標題どおりの爽やかな幸福感やロマン的な雰囲気を十全に表現した「春」。

 

アンネ=ゾフィ・ムター(Anne-Sophie Mutter, 1963年6月29日 - )は、ドイツのヴァイオリニスト。

職業・肩書バイオリニスト

国籍ドイツ

生年月日1963年6月29日 56歳

出生地スイス・ラインフェルデン

学歴ウィンター・トゥール音楽院

勲章褒章ドイツ第一等国家功労十字勲章〔1987年〕

受賞ヘルベルト・フォン・カラヤン賞〔2003年〕,国際シーメンス音楽賞〔2008年〕,ライプツィヒ・メンデルスゾーン賞〔2008年〕,ブラームス賞〔2011年〕,ドイツ青少年音楽コンクール第1位(西ドイツ)〔1970年〕

経歴エルナ・ホーニヒベルガーに師事。1970年6歳でドイツ青少年音楽コンクール優勝。’74年からウィンタートゥール音楽院でアイーダ・シュトゥッキに師事。’76年13歳の時ルツェルン音楽祭に出演中、カラヤンに認められ、’77年ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭でカラヤン指揮ベルリン・フィルと共演し大成功を収める。’77年、’78年ザルツブルク音楽祭に出演。カラヤンの秘蔵っ子として知られた。ニューヨークではメータ、パリではバレンボイム、ロンドンではアバド、ワシントンではロストロポーヴィチと共演。’85年ロンドン王立アカデミーの最年少名誉会員。優れた感性と完璧な技巧で自由に表現しながら名演を聴かせる。近年は演奏活動の傍ら、後進の育成や医療・福祉問題にも積極的に取り組む。1981年カラヤン指揮ベルリン・フィルとともに初来日。2013年6月3年ぶりに来日公演。2014〜2015年シーズンにカーネギーホールのレジデント・アーティストとして6回演奏会を行う。’89年弁護士と結婚するが、’95年死別。2002年米国人指揮者のアンドレ・プレビンと再婚するが、2006年離婚。