七梟亭 名人劇場 弥生 第二巻 桂米朝~貧乏花見 / 柳家小さん~長屋の花見 | 七梟のブログ

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気まぐれ

米朝 貧乏花見

上方落語の「貧乏花見」。
大正時代に馬楽が東京に伝えて「長屋の花見」の題でもおなじみの落語。

東京では大家さんが音頭をとって花見に出かけますが、上方では長屋連中の生活について一通り語られたあとに、下駄の歯入れ屋、屑屋、羅宇の仕替屋、日雇い人足などの住民が気晴らしに花見へ行こうということになります。

酒はないからお茶を樽に入れ、カマボコ(と持ってきたのは釜底(カマゾコ)。鍋でご飯を炊いた時のおコゲです)、玉子の巻焼き(こうこ・たくわん)、お頭付き(目刺二匹)などを持ち寄って花見に出かけます。

その道中の陽気なこと!

周囲では、きちんとした酒とご馳走を飲み食いしている連中。

一ついい案を思いつく。

偽の喧嘩をして周囲の人間を逃げさせ、その隙に酒とご馳走をせしめる策である。

 

 

長屋の花見
ながやのはなみ

 
落語。上方(かみがた)落語『貧乏花見』を、明治30年代に2代目蝶花楼馬楽(ちょうかろうばらく)がくふうを加えて東京に移した。貧乏長屋で花見に行くことになったが、家主の提案で、酒は番茶、かまぼこは大根、卵焼きは沢庵(たくあん)で代用することにした。それを持って向島(むこうじま)へ出かけたがいっこうに盛り上がらない。「卵焼き」をかじったり、「酒」に酒柱が立ったりしたあとに俳句をひねる人がいる。「長屋中歯をくいしばる花見かな」。早く酔えといわれても番茶では酔えない。1人が茶を飲みすぎて気分が悪くなり、どんな気持ちかと聞かれて「井戸へ落ちたときのような気持ちだ」。そのうちに、にせのけんかをすると、芸者や幇間(ほうかん)を連れた花見客たちが酒や肴(さかな)を残して逃げたので、長屋の者たちはそれを盗んで本物の酒盛りを始める。それを見た幇間が角樽(つのだる)を振りかざしてどなり込むが、長屋の連中に逆に脅かされる。「実は踊らしてもらおうと思って」「じゃあ、その手の樽はなんだ」「お酒のお代わりを持ってきました」。5代目柳家小さんの十八番。[関山和夫]

 

小さん 長屋の花見

長屋の大家さんを演じる小さんは絶品ですね。

お茶けに練馬のかまぼこ。ビンボー長屋の愉快で哀しい花見風景です。

 

七梟亭 名人劇場

本日は御来場頂き誠に有り難うございます ...

席亭ご挨拶申し上げます ...

今後とも日本の 伝統話芸「落語」を中心とした寄席演芸の隆盛のため気まぐれ無頓着に頑張ってまいりたいと存じます。

 

 

かっぽれ