(町山智浩)すごくバカ映画のように思うでしょう?
すっごく深いんですよ。よくできた映画なんですよ。
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』絶賛編(30秒)大ヒット公開中!
現実世界に帰るには、<ゲームクリア>しかない!
学校の地下室で居残りをさせられていた高校生4人。
「ジュマンジ」という名前のソフトが入った古いビデオゲーム機を偶然にも発見する。
プレイするキャラクターを選択した途端、4人はそれぞれのキャラクターの体=アバターとなってゲームの中の世界に入り込んでしまった。そしてたどり着いた先はジャングル!
このゲームを攻略しなければ、永遠にゲームの中に閉じ込められる。
果たして彼らは、生きて現実世界に帰ることができるのか!?
映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
4月6日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開中!
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を紹介していました。
【町山智浩映画時評】アメリカで大ヒット中『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』新予告
The Breakfast Club Official Trailer #1 - Paul Gleason Movie (1985) HD
これがアメリカでものすごいヒットしているのはなぜか? と言いますと、これはね、元の映画があるんですよ。伝説的な映画で1985年の『ブレックファスト・クラブ』っていう映画があるんですよ。これは居残りをさせられた高校生たちの話なんですけども。スポーツマンの人気者の男の子と、みんなにチヤホヤされている金持ちのお嬢さんと、友達が誰もいない暗い女の子と、いじめられっ子の貧弱な体のちっちゃい男の子と、みんなに嫌われている札付きの不良の男の子という5人が居残りを高校でさせられるんですね。問題を起こして。彼らがその1ヶ所に集まってはじめて話をするんですよ。アメリカの高校っていうのはクラスがないだけじゃなくて、高校までずーっと中学から上にあがっちゃうんで。日本の高校みたいに偏差値でわけられないんですね。だからあらゆる地元の人が全員1ヶ所の高校に来ちゃうんですよ。だから高校の中で完全にグループがわかれて、グループ同士は話し合いを一切しないんですよ。はっきり分かれているんです。それが1ヶ所に居残りで集められた状態ではじめて互いの苦しみとか痛みとか、それをわかり合っていくというのが『ブレックファスト・クラブ』なんですね。で、これがすごく伝説的な映画になっているんですけど、それをゲームの世界でやったのがこの『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』なんですよ。
Guns N' Roses - Welcome To The Jungle
(町山智浩)はい。これはまあガンズ・アンド・ローゼズの『Welcome To The Jungle』という80年代の名曲なんですけども。
『ジュマンジ』(JUMANJI)といえば
ジュマンジ(字幕版)予告
『ジュマンジ』(JUMANJI)は、1982年に発表された絵本、およびそれに登場するボードゲーム名。 1995年には同名の映画が製作された。
ストーリー
1869年、深夜の森を馬車に乗って進む2人の少年たち。なぜか怯えた様子の彼らは、持っていた木箱を地面に掘った穴に埋めて足早に立ち去った。
それから100年後の1969年、大規模な製靴工場を経営し、町の名士でもあるサミュエル・アラン・パリッシュの息子アラン・パリッシュは、厳格な父親に反感を抱いていた。ある日、いじめっ子にいじめられた彼は工場の近くにある工事現場で太鼓のような音を聞き、土の中から古い木箱を掘り出した。中には「ジュマンジ」という名のボードゲームが入っていて、興味本位で友達の少女サラと共にゲームを始めてみると、次々と不思議なことが起きた。このゲームは、サイコロを振った結果が実際に生じる魔法のゲームだったのだ。一旦ゲームを始めれば、誰かがゴールして「ジュマンジ」と唱えるまで、奇想天外な現象は止まることはない。そしてアランはサイコロを振った結果、5か8の目が出るまでゲームの中のジャングルに閉じ込められてしまう。
26年後の1995年。かつてアランが住んでいたパリッシュ邸にジュディとピーターという姉弟が引っ越してきた。彼らは両親を亡くして心を閉ざしていたが、ある時屋根裏部屋で不思議な太鼓の音がするボードを発見する。開けてみるとそれは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤だった。ゲームを始めた2人は、「巨大な蚊」や「イタズラ好きな猿」「ライオン」をゲーム盤から召喚してしまう。その際、サイコロの5の目を出したことから、26年ぶりに大人になったアランがジャングルから呼び戻される。ジュマンジをクリアするには、26年前のプレイヤーであるアランとサラを加えて、4人でゲームを進める必要があったのだ。
しかし、屋敷は「巨大な食虫植物」が生い茂り、アランを執拗に付け狙う冷酷非情なハンターのヴァン・ペルトが現れたり、動物たちが暴走したり、洪水になってワニに襲われたりと、様々な試練が4人に襲いかかり、街は大パニックになる。その後も、ピーターが猿化したり、床が沈みこんだり、巨大クモの集団に襲われたりと、ゲームは過激さを増していく。巨大地震で屋敷が倒壊する中、ヴァン・ペルトに銃を突きつけられたアランは、手に握ったサイコロを落とす。そのサイコロの目によりゴールに到達したアランが「ジュマンジ」と唱えたことで、これまで召喚したヴァン・ペルトや全ての動物たちが、ゲーム盤に吸い込まれるのであった。気が付くと、アランとサラは26年前の子供時代に戻っていた。アランは未来で亡くなっていた父親と再会を果たして謝罪し、親子の絆を再確認する。そして、「ジュマンジ」を大量の重りでくくりつけて川へ流し、次第に大人だった頃の記憶が薄れゆく中、アランとサラはキスを交わす。
それから26年後、アランとサラは結婚し、順調に父親から継いだ会社経営をしていた。クリスマスパーティーを開いた2人は、アランの会社に就職するジュディたちの両親と共にパーティーに出席した、ジュマンジを知らないジュディとピーターの2人と再会を果たす。アランたちは、スキー旅行に行こうとするジュディたちの両親を引き止めて未来を変え、2人を温かく迎え入れた。
そして、とある海岸では2人の少女が太鼓のような音を聞きながら砂浜を歩いていた。その先の砂に埋められていたのは、あの「ジュマンジ」だった。
1996年に今は亡きロビン・ウィリアムズ主演で制作され、大人から子供まで楽しめるアドベンチャー・アクション映画として世界的な大ヒットを記録した『ジュマンジ』が22年の時を経て、イマ風にアレンジされて続編リメイクされたのが、こちらの『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』だが、期待以上の面白さ・予想をはるかに上回る興行成績で、オリジナル作品のおよそ4倍の超メガヒットを記録中だ。
ロビン・ウィリアムズ主演で大ヒットを記録した『ジュマンジ』が、22年ぶりにスクリーンに帰ってきた。ある日、居残り組の高校生4人は、偶然見つけた呪われたTVゲーム「ジュマンジ」の中に吸い込まれてしまう。しかも、ゲーム内のキャラは、現実とはルックスも性格も真逆。ライフは3回、使い切ったらゲームオーバー。果たして彼らはゲームをクリアして、現実世界に生きて戻ることはできるのか!?
映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』オリジナルテーマソング?ミュージックビデオ完成!
(町山智浩)だからスポーツマンでいままで威張り散らしていた男ははじめてそこで体が弱くなって、体が弱い人の立場がわかるんですね。で、逆にすごい筋肉モリモリのドゥエイン・ジョンソンになっても心が弱ければ何もならないってこともわかるんですよ。だからすごくよくできた映画で、見た目ばっかり気にしているJKはジャック・ブラック、中年オヤジになることで人は見た目じゃないんだっていうことがわかるんですよ。映画っていうものはやっぱり自分以外の人の人生の中に入っていくという意味があるんですよね。だからね、これは意外とバカ映画かと思ったら、最後はちょっと泣きました。俺も実はこうやって55才の中年男だと思っているけど、これはゲームにすぎないんだとも思いましたね。