「昭和元禄落語心中」アニメ第一期“与太郎放浪篇”ダイジェスト映像
【あらすじ】
噺家の愛おしき素顔と業を描くTV アニメーション作品
刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。拝み倒して八雲の住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。継いだ名跡は三代目助六。八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。
繊細な人間描写で高い評価を得る雲田はるこ原作による、昭和の落語界を舞台にした噺家の愛おしき素顔と業を描く期待の一作。
★「昭和元禄落語心中」公式HP★
http://rakugo-shinju-anime.jp
柳家小三治(十代目) 出来心(花色木綿)
出来心(できごころ)
間抜けな泥棒が親方に空き巣のやり方を教わった後、実践してみるが、空き家へはいるやら、二階に人がいる家に上がり込むやらどうもうまくいかない。次に入った家はふんどしとおじやがあるだけ。おじやを食べていると家の主の八が帰ってきたので、縁の下へ潜って隠れた。八は、大家を呼んで、これぞとばかりに次から次へと盗まれてもないものを盗まれたと言う。たまりかねた泥棒は縁の下から出てきて「盗るものがないじゃないか」と言うが、はっと我に返って出来心だったと言い訳をする。大家は、盗ってない者を縄付きにするわけにはいかないから、泥棒なんかやめろといさめた後、「それにしてもハチ公だ。・・・ハチ公どこに行った。おまえが縁の下に隠れて、こっちに出てこい。・・・盗られもしない物を、どうして嘘をつくんだ」「大家さん、これも出来心です」
出来心は滑稽話を得意とする五代目小さん師匠の十八番の一つ。
小三治師匠の手にかかると、要領の悪いとぼけた泥棒と八五郎、長屋の家主が何とも言えない。
取られた物は何だと家主に聞かれ、裏は花色木綿とバカの一つ覚えを繰り返す八五郎。
『ふざけるな、この野郎!』と出てくる泥棒の人の良さとボケぶりは。
登場人物たちに血が通い、会話をしている。
師匠の人情噺も良いんだろうけど、柳家は滑稽話を本筋にするだけあって、良く似合う。
小さん師匠本人もそうだが、弟子や孫弟子も滑稽話をかけると、口調も違う感じがする。
TVアニメ「昭和元禄落語心中」助六による「夢金」冒頭映像
第一話より助六(CV:山寺宏一)による落語「夢金」の冒頭映像を公開!
三代目古今亭志ん朝 - 夢金
★あらすじ
【夢金】
船頭の熊蔵は、寝言でまで金を欲しがるような守銭奴で、寝言には親方もあきれている。
その日、吹雪の中を船宿を訪ねてきた、ひどい身なりの侍と育ちのよさそうな娘。どうしても舟を出してほしいという侍だが、あいにくと船頭は熊蔵のみ。熊蔵は仮病で一旦は断りますが、酒手をたんまりくれるというので快諾します。
★演者について
【古今亭志ん朝(三代目)】
1938-2001。東京都文京区本駒込出身。本名は美濃部 強次。
父は五代目古今亭志ん生、兄は十代目金原亭馬生。入門五年目という異例のスピードで真打に昇進し、後に押しも押されもせぬ「江戸落語の名人」として名実共に人気を博した。独演会のチケットはすぐに完売するほどであり、父志ん生の破天荒さとは違う正統派の江戸前落語を得意とした。古典芸能の住吉踊りを復興させたことでも有名である。
2001年10月1日 肝臓癌のため死去。享年62。(Wikipediaより抜粋)
「死神」 三遊亭圓生
死神(しにがみ)
古典落語の傑作ですが、元ネタはイタリアやドイツにあるそうで。
借金で首が回らなくなった男、金策に駆け回るが、誰も貸してくれない。
かみさんにも、金ができないうちは家には入れないと追い出され、ほとほと生きるのがイヤになった。
ひと思いに首をくくろうとすると、後ろから気味の悪い声で呼び止める者がある。
驚いて振り返ると、木陰からスッと現れたのが、年の頃はもう八十以上、痩せこけて汚い竹の杖を突いた爺さん。
「な、なんだ、おめえは」
「死神だよ」
逃げようとすると、死神は手招きして、「恐がらなくてもいい。おまえに相談がある」と言う。
「おまえはまだ寿命があるんだから、死のうとしても死ねねえ。それより儲かる商売をやってみねえな。医者をやらないか」
もとより脈の取り方すら知らないが、死神が教えるには「長わずらいをしている患者には必ず、足元か枕元におれがついている。
足元にいる時は手を二つ打って『テケレッツノパ』と唱えれば死神ははがれ、病人は助かるが、枕元の時は寿命が尽きていてダメだ」という。
これを知っていれば百発百中、名医の評判疑いなしで、儲かり放題である。~
圓生は、死神の笑いを心から愉快そうにするよう工夫し、サゲも死神が「消える」と言った瞬間、男が前にバタリと倒れる仕種で落としました。
出囃子 正札附 三遊亭圓生
七梟亭 名人劇場
本日は御来場頂き誠に有り難うございます ...席亭ご挨拶申し上げます ... 今後とも日本の 伝統話芸「落語」を中心とした寄席演芸の隆盛のため気まぐれ無頓着に頑張ってまいりたいと存じます。
