開いた そこには 真っ平らな胸
ふんわりした あれは 無く
固く 引き締まった 胸
程よく付いた腹筋に 触れると
「ふっ…」
と 智の 声が漏れた
腹の下が 疼くのを感じた
顔を埋めてみる
やっぱり 甘い匂いがする
この匂い、好き
…すんっ
と 息を吸い込んで 下から覗き込む
智は 俺の髪に指を入れ込み
くしゃり とかき乱す
喉元をさらけ出し 上向きで唇を噛み締めている
その首筋に 俺の唇を這わせ たどり着くと
耳の後ろに きつく口付けた
「甘いね…」
「何が?」
「智が.」
「俺が?」
「うん、智が…匂いが 甘い(笑)」
「…」
「吸い寄せられたんだ、この甘い匂いに」
「じゃぁ、カズは 蝶だな」
「…違うよ、俺は そんな 綺麗な羽を持ってない」
「じゃぁ、何?」
「ん〜…蜂 にでも、なろうかな
毒針 刺して 俺だけの物にする…」
虚ろ気な 目で俺を見て
「だったら 女王蜂になれ、俺が ずっと カズを 守ってやるから…」
俺、女じゃねぇし…
言いかけた言葉を 飲み込んで
「それも 悪くない…ね」
と 2人で 笑った
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