いつもブログをお読み下さり、

ありがとうございます

 

お電話で、

このようなお問い合わせがありました

 

「七面山奥之院で

お塔婆供養が出来ると聞いたのですが、

供養をすると

地獄に落ちた先祖も救われるのですか?」

 

 

 

素朴な疑問ですが、大切なご質問ですね

 

 

 

仏教では

 

頂いた身体・命は尽きても、たましいは永遠不滅であり、

 

生前の生き方、考え方、積んだ功徳に応じて

【地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天】の六つの世界を

生まれ変わり、死に変わり、たましいが巡る

『輪廻転生』を説きます。

 

 

もし仮に地獄に落ちた先祖がいたとして

子孫が供養をすると

そのご先祖さまは

地獄の責め苦から救われるのか?否か

 

 

これについて、日蓮大聖人のお手紙の中に

次のようなお話が出てきます。

 

 

『古代の中国に

烏龍(うりゅう)と遺龍(いりゅう)いう親子がいました。

 

 

家は先祖代々、書家で名を残し

代々、その才能を受け継いでいました。

 

 

当時、国では道教が盛んで、

肉食飲酒を禁じる仏教を嫌う方も多くいました

 

 

烏龍もそのうちの一人で、仏教をひどく謗り、

「私は絶対に仏の経典は写経しない!」と宣言していました。

 

 

やがて、年老いた烏龍は、病に倒れ、いよいよ臨終の時、

息子の遺龍(いりゅう)を呼び寄せて、

次のように遺言を残します。

 

 

「よいか息子よ、わが家は代々、道教を指針としておる。

決して、仏教を写経してはならぬ。

たとえ王の命令であっても、その掟を破るでないぞ。

もし、破れば、わしはお前を呪い、災難をおこすであろう!」

 

 

烏龍はその言葉の後、狂乱し、血を吐いて死にました。

 

 

時は経ち、その国の王・司馬王は深く仏教に帰依しており、

殊に宇宙唯一の絶対法則が説き明かされた『法華経』を

信奉していました。

 

 

王は『法華経』の納経を志し、その書き手として

遺龍に白羽の矢が立ちました。

しかし、遺龍は

「父の遺言であるから、写経は出来ません」

と辞退します。

 

 

王は

「そなたの父も我が家臣であったのだから、主君の命に背く道理はない。

そもそも、王命に背くことは国賊であり、罰するに値する」と

遺龍に命じます。

 

遺龍は仕方なく、八つの巻物の『法華経』の表題を揮毫します。

 

遺龍は父の遺言に背き、裏切り、親不孝をした後悔から

烏龍の墓前で必死に謝罪しました。

 

 

やがて意識を失うと

中庭に神々しい神様が沢山の天人を連れて現われました。

 

 

遺龍は問います

「貴方様はどなたでしょうか?」

 

 

神様「わからぬか?お前の父、烏龍だ。

私は人間界にいた時、

愚かにも仏法をさげすみ、謗ってしまった。

その罪で、死後、私は【無間地獄】に落ちてしまった。

 

 

 

地獄では、業火に焼かれ、身体を裂かれ、

殺される苦しみを一日に何万回と味わい

「死なせてくれ!」

と嘆願しても聞き入れてもらえず。

 

 

お前に助けを求めようにも届かず

 

 

お前は律義に私の遺言を守り

『仏教を写経しない』と言い

その言葉が炎となっては私の身体を焼き、

また、剣となっては私の身体を何度も突き刺したのだ。

 

 

これは自業自得。

だれのせいでもなく、私が悪いのだ

と諦めていたら、

 

 

1人の仏様が現われ、

 

 『たとえ、この世に

いくらでもいる善を憎み悪をなす輩であっても、
 一たび法華経を聞いたなら

必ず仏の悟りを得るだろう』
 

と、経文を唱えられた。

 

 

その後、次々と

64人もの仏様が現れては同じ言葉を唱えられた。

 


すると地獄の炎が消え、涼やかな池となり、

 

 

そして私やその他の地獄の罪人達は

地獄から生まれ変わって

神々の住む天界へ生まれ変わることができた。

 

 

天人になって初めて

「どうして自分は大地獄から脱出できたのか」

を知ることが出来た。

 

 

ことの道理・・・・

お前が司馬王に強制されて渋々書いた法華経の巻物の表題

「妙法蓮華経巻第一」「妙法蓮華経巻第二」~「妙法蓮華経巻第八」までの

8×8=64の文字の一つ一つが仏様となって

私たちの苦しみを救ってくれたことを悟ったのである。

 

 

私は血縁であるお前の善業の功徳によって救われ、

それだけでなく大地獄で私と共に苦に喘いでいた仲間も

64体の仏様のお声を聞いて

地獄の苦しみから脱けることが出来たのである。

 

 

今、私のまわりにいるこの者達(天人)は、

その地獄の仲間達だ。

お前は王様に強制されて法華経を書いた。

今後は仏経を書くことを仕事とせよ。」

 


遺龍は夢から覚めて、

『法華経』の大善功徳が父を救い成仏を導いて下さったことと

仏法を否定して、謗ることの過ちの大きさを悟りました。

 

 

国王・司馬王に、この夢のことを申し上げると、

王様はじめ人々はみんな、大変お喜びになり、

 

 

仏様の大慈大悲の御心と『法華経』の功徳を讃え祝いました。』

 

 

 

 

お電話のご質問に戻ります

 

 

「七面山奥之院で

お塔婆供養が出来ると聞いたのですが、

供養をすると

地獄に落ちた先祖も救われるのですか?」

 

 

このお話からも分かるように

『法華経』での供養により、

 

『必ず救われます!』

 

『妙法蓮華経。神力品。第二十一』に

 

『是中皆応 起塔供養』

是の中に皆まさに

塔をたてて供養すべし)


と説かれています。




塔とは、サンスクリット語(梵語)のストゥーパ。



それを完訳して『卒塔婆』(そとうば)となりました。

お塔婆供養とは、お経に説かれ、

推奨されている善行なのです。

 

 



 

遺龍が嫌々書いた64文字の写経

『法華経』の題名の写経ですら

地獄に落ちた父を救いました。

 

 

私たちが心を込めてする

ご先祖さま、亡き祖父母、亡き父母に捧げる

お塔婆供養は、無量の功徳があるのは

言うまでもありません。

 

 

長くなりましたが、

お読み下さり、ありがとうございました。

 

 

 

 

またのご参拝心より

お待ち申し上げておりますキラキラ

 

 

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