今でも時間さえ合えば、いろいろな講演会や勉強会に参加させてもらっています。


その中に、うつ病状の人への対応についての勉強会がありましたが、以前こちらのブログに書かせていただいた内容に共通するものがあったため、自信を持って改めてご紹介したいと思います。



うつ病の人は、まず基本的に死ぬことばかりを考えている人が多いです。
どうやって死ねるのか、一番自分に良い自殺の方法やなどを常に考えて生きています。

その人が、例えば20歳まで生きていたならば、よく生きていてくれたと喜ぶべきことなのです。



うつ病になる要因などは色々あるかと思われますが、改善する方法はあるのです。



『肯定すること』


これに尽きます。
肯定するというのは、どういうことかというと、その人が言う言葉、する行動、存在を全て肯定するということです。


例えば、


死にたい→死にたいんだね、辛いんだね
お前が嫌いだ→嫌いなんだ、そうなんだね

さらに、


信号無視する→無視するんだ、一緒にやってみようか
動物を殺したい→殺してみたいんだ?どうなるのかな、どの動物を殺したいの?
油をまいて家を焼きたい→なるほど、じゃあまずどこで油が手に入るか一緒に考えてみようか



上は例えですが、私が関わったうつ病の人が言っていたことを少し変えて挙げてみました。

自分の常識の範囲内の言葉をかけるのではなく、あくまでその人の世界を尊重することが有効です。


特にあまり考えや感情を表に出さない人は、幼少期の何かの原因で頭の中で自己否定ばかりしています。
周りが、肯定をする必要があります。




認知症予防や治療の一環として最近注目され始めている
【バリテーション】
というのがあります。

バリテーションとは、認知症の人に対してとにかく肯定するという療法です。


よくある例ですが、
「今ね、泥棒が入ってきたのよ」
「おばあちゃんそんなわけないでしょ」

このようなやりとりです。
バリテーション療法なら、

「そうなんだ?どんな格好してた?おばあちゃん恐かったね」

という言葉にかわります。
この小さな差がとても重要です。


肯定するということは、自分の意見を通さないということです。
間違っていることを、正さないということです。


これはすごくストレスが溜まるし頭を使うかもしれませんが、

ひとりひとりが頭の隅において少しでも肯定する認識が広がると、
うつ病や認知症だけでなく日々のコミュニケーションも円滑になるのではないかと願っています。






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