今日は、このうんざりした暑い夏を涼しくすべく。前に体験した怖い話を書こうと思います。
二年前の3月のこと。出張で茨城に来ていた時のことなんだけど。
休みが変に連日化していてとても暇だった僕は、茨城で仲良くなった友達と一緒にネットで見つけた心霊スポット巡りをすることにした。
中でもH市には有名な神木があり、そのせいかその周辺一帯には心霊スポットが多く点在していた。
そしてその木のすぐ側にある、とある病院。
そこが僕らの心霊スポット巡りの最後に行った場所なのだけれど、、
まず入り口からで次に一階→二階→地下室と回った。
3月ということもあってかとても寒くて、まんまの病室の風景はより一層に僕らの寒さというか怖さを煽っていた。そして未だに鮮明に覚えている。
階段を降りて地下室に着いた僕らは、あるゲームをした。
ルールは簡単で、一番の奥の一つだけ開いていたトビラの部屋に一人ずつ懐中電灯を持って入る。そして十秒したら僕らのいる廊下に戻る。懐中電灯を次の人に渡し、次の人がいく。
それだけのゲーム。
四人の中で僕は三番目で二人目の女の子が戻ってきたので、さっさと終わらせたかった僕は急ぐ様に部屋に入った。
懐中電灯を握りしめ、トビラを背に部屋を見渡した。十秒して呼び声が聞こえたから出ようと思ってトビラの方に振り返った瞬間、
バタン。
トビラが閉まった。
そしてその瞬間、何かのうめき声がした。しかも一人ではない、何人もの唸るような。
部屋から逃げようと、開けようとノブを何度回しても開かず、僕は焦るあまりに握っていた懐中電灯を落としてしまい。
しかも運悪く懐中電灯の蓋が開いたらしく、電池が転がる音がした。
唸り声もずーっと聞こえて、止まない。
真っ暗な部屋でトビラを一生懸命叩いた。
何度も、何度も。
叫ぶ僕の声と叩く音にやっと友達も気付き、外から開けようと何度もノブを回していたのだが一向に開かない。
とにかく無我夢中で僕も必死にドアノブを回した。
やがて、両側から回しすぎたのかノブがはずれ勝手にドアが開いた。
僕は叫びながら走りだし、三人も続くように逃げ出し、無我夢中で外にあった車に乗り込み、近くにあったコンビニへと駆け込んだ。
駐車場に車をとめて、皆で呆然としていたのだけども
少しして、後ろに座っていた女の子が突然叫んで車のサイドにある窓を指さした。
見ると
昼にはなかったのに車の窓に油や汗がついた手でつけたみたいな、コンビニの光で青く光る無数の手形があった。
フロントにもサイドにも。
ちなみに昔そこには炭鉱が盛んな村があって、あの病院はそんな炭鉱で働く人のための病院だったとか。
それ以来、僕は心霊スポットには二度と行かなくなりました。
おしまい。