疑問符の23: ある人のブログ 3 | 夢破窓在のブログ

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福島事故 疑問符 「?」

 疑問符の23: ある人のブログ 3

2014年9月1日付けのある人のブログから抜粋。
(再掲)
 私自身、東電が撤退又は退避を検討したことがおかしいとは思っていない。通常の火力発電所や化学プラントの火災であれば燃料が燃え尽きれば自然に鎮火する。それまで現場を離れて待つのも十分考えられる。
  しかし原発では核燃料は永久的に燃え尽きない。コントロールできなくなると福島原発第一と第二の10基の原発と11の使用済み燃料プールから大量の放射性物質の放出が続き、東日本が壊滅する可能性が高かった。私はこうしたことを考えて、15日早朝清水社長を呼んで「撤退はあり得ない」と言った。その後、5時半ごろ東電本店に行って、「何としても、命がけで、この状況を抑え込まない限りは、撤退して見過ごすことはできない」と訴えた。
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聞き取り調査報告書が公開されました。
15日の時点で「11ヶ所の使用済み燃料プールから大量の放射性物質の放出が続き・・・」という話が出ていたのでしょうか?
マスコミの報道に11の使用済み燃料プールがどうのこうのという話は出て来ていません。
「 東日本が壊滅する可能性が高かった」となれば重大な問題です。国民に周知しなくて良いものなのでしょうか?
女川原発の使用済み燃料プールはなぜ数に入れずに済んでいるのでしょうか?

一体何がどうなるとコントロールが出来なくなるのか?
どうしたら大量の放射性物質の放出が可能になるのか?
なぜ東日本が壊滅するようなことになるのか?
15日の時点で、こんな荒唐無稽の理論で東電を訪れていたのだそうです。
放射脳汚染は怖いですね。

首相が東電の本社に赴いて状況を聞くということはあってもいい話なのです。

問題なのは細かい事に口を出し、罵詈雑言を浴びせ、怒鳴り散らした挙句1時間以上も居座ったという話です。

「仕事の邪魔」以外の何者でもありません。

訪問したのなら首相のやる事は「頑張って下さい、必要なものがあったら政府の担当部門に要求してください、外国に依頼するのもやぶさかではありません、出来る限りの事はしますから」と激励をして帰って来る、およそ15分ほどの話の筈です。

官邸にどっしり構えて、省庁間の間で揉め事が起きた時、地方自治体と政府とで問題が起きた時、大臣では調整できぬ話を首相が差配するというような事が仕事になると思います。外国のトップに対する援助のお礼、場合によっては援助の要請も首相の仕事になるかも知れません。
ベントがどうのバッテリーがどうのとやっては行けません。

吉田所長は戦友だ?
おいおい国の指揮官が前線で一緒に戦っていてどうするんだ?
鉄砲の弾は十分か?兵士の数は十分か?戦車や飛行機の数は足りているのか?これを考えるのは大佐か少将クラスの指揮官の話です。足りない場合の対策を考えるのが中将の役割です。目を凝らして全体の指揮を執るのが大将です。さらに防衛大臣がいて省庁間の調整をします。幾つかの選択肢があって決定できない時に登場するのが内閣総理大臣です。

今この瞬間にも、北朝鮮が南朝鮮に攻め込むかも知れません。火山が爆発するような、大きな事故が起きるかも知れません。常に余裕を持ちながら仕事をするのが最高指揮者なのです。

1時間以上も東電で怒鳴り散らしたなどという事は馬鹿の見本のような行為です。

怒鳴る役割は3つくらいランクの下の人間がやることです。
その男をなだめながらも、現状把握に努めるのは2つランクが下の男です。
事故の全体の指揮を執るのは1つ下のランクの人です。
安愚楽のおっさんの役割です。消防車壊してましたね。
首相は大臣に基本的に全てを任せるべきなのです。
大臣の要請があってから、必要と判断したら登場するべきなのです。
あの当時の政権は全員が一兵卒に成り下がっていました。指揮などとれるわけがありません。

要請も無いのに大臣なんか無視してバカ騒ぎをやっていました。
こんな馬鹿が首相をしている時に事故は起きました。それでも事故で死んだ人はいません。
なぜでしょうか?
原子力発電所ってそんなに危険なものではないのです。

ついでにもう一人馬鹿野郎を紹介。
回りの人に同じものを装着させてから自分の身に着けるべきです。