疑問符の20: 撤退 | 夢破窓在のブログ

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 疑問符の20: 撤退

全員が事故現場から撤退したいという要望があったのだそうです。
東電の社長が首相に許可を求めたと言います。

このような事故が起きた時、現場にいる人間が日本人なら撤退しません。
「撤退」という話を聞いたとして、日本人なら全員が撤退するとは考えません。
もしそう考えたのだとしたら、必ず「現場の担当者を含めて一人残らず撤退するということなのか?」と再確認し、事態がそれ程深刻な理由を問うた筈です。
ところが、確認もせずに全員が撤退すると考えた人がいるのです。
ちょっと信じられない話ですが、どこかの国の船の船長や船員の行動を見て、そうか、世の中には全員撤退を当然と受け止める人もいるのかと唖然とさせられました。

話は当然ながら、直接事故処理に当っていない人などを念のため用心して現場から離れた場所に退避させる、必要があったら呼び戻す、という話だったようです。

現場にいた90%の人が退避したようです。これを許可するかどうか?何処まで退避させるのか?の決定は現場の所長の権限で決まるものではありません。当然社長の許可が必要です。

嘘と捏造で有名な新聞社が現場の90%の人間が所長の指示に従わずに、遠くの福島第二原発に逃げた、と記事にしました。

日本人ならあの現場から退避しようとは考えません。
どこぞの国の船の乗組員とはちがいます。
彼らは命令に従って行動した筈です。
所長の指示に従わなかったのだとすれば、もっと上位の人の指示があったからです。中途半端な事はせずに福島第二まで退避させる、所長はその指示変更を伝えられていなかっと思われます。
或いは伝達された人が勘違いをして運転手に支持を出した可能性があります。
現場の対応で頭が一杯の人に、直接作業に関係ないスタッフの退避場所の変更など一々伝えることはしなくて当然です。

「日本人ならばこのような時に逃げたりしない」
と言う事を理解出来ない人々の行動が愚かなのです。
どこぞの国の船長や船員と同様のメンタリティーの持ち主が存在するのです。

スタッフの退避を「逃げ出した」と歪曲報道した挙句、週刊誌にデッチ上げを指摘されたら、逆上して抗議する馬鹿新聞社の行動、我が国には僅かですがこんなメンタリティーの持ち主が存在しているのです。

吉田調書が公表されました。
「撤退」の嘘がバレました。
特集記事で首相が「撤退」を止めた、大手柄だ、と書いた記者と、今回の吉田調書の「逃げ出した」という誤報を書いた記者は同一人物だそうです。

苗字が「キムら」、これは誤報・捏造の類ではなく「工作」だと思います。