何回でも登りたくなる山がある
その中に、四阿山と根子岳がある
冬に登ることが多いが
四季を問わず登っている
四阿山(あずまやさん)
長野県と群馬県の県境の標高2,354mの山
日本百名山である
しかし今年は
いい時期を逃してしまった
と思っていたら
ここのところ
降雪が続いている
たっぷりと積もったようだ
天気予報もいい
土曜日に山へと向かった
ありゃりゃ、その1
ナビの設定を私が間違えた
菅平牧場をタッチするはすが
なぜか、下に表示されている
菅平なんちゃらを、タッチしてしまった
本来の高速の下り口菅平を通過
すぐに変だな…と気づかず
気づいた時は長野インターまで行っていた
ごねんね、あなた
予定時間を大幅に過ぎて
菅平牧場着
この季節は、奥のPまでは行けない
除雪して頂いた手前のPに停める
6台位の狭いP
最後の一台に滑り込めた
この季節限定の
雪上ハイキングコース
トレ―スなし
あるのは兎の足跡だけ
舗装路を歩いていこう
緩い登りの舗装路
冬靴なので疲れる
北アルプスなどが勢ぞろい
ずら~と並んで圧巻の美しさ
はぁぁぁぁぁ幸せだ
無雪期のPは分厚い雪の下
いつもの登山口着
まずは四阿山を目指す
ノ―アイゼンでスタ―ト
う~ん、今までで一番雪が多いぞ
嫌な予感
初っ端から雪が多い
スノーシューの跡がひとつだけ
先行者は、スノ―シュ―のようだ
写真を撮っていると
次のスノーシューの登山者が
さくさくと登っていった
私も、さくさくと思ったが
吹き溜まりだと
踏み跡の上を歩いても
ツボ足の私は、ずぼずぼと埋まる
重すぎるのか? 自分・・・
我が家にはワカンが、一つしかない
夫に装着
ありゃりゃ、その2
なんか、おかしい・・・
いつもと違うぞ
GPSで確認
違ってた
戻って修正
慢心注意
先行者のスノーシューのトレースを歩く
私は重い・・・・一足毎に穴開ける
でも、まだ許容範囲のずぼずぼ
私は沈んでいく
スノーシュー、いいなぁ
絶景を背負って
がんばがんば
スノーシューと兎の足跡を
追いかけなぞり、登っていく
だんだん深く埋まるようになってきた
雪が数日間降り続き
前日、一昨日も
けっこうな降雪があったらしい
まったく、雪がしまっていない
先行者はスノ―シュ―の二人
彼らの足跡をなぞっても
私は、ずぼずぼと埋まる
これはまずいなぁ
振り返って絶景堪能
左から前穂、奥穂、常念さん
そして槍様
いつもなら槍様は積雪が少ないのに
今日は真っ白、目立たない
続いて大天井、水晶、薬師・・・etc
左から
白馬、乗鞍、戸隠、高妻、雨飾・・・
黒姫、火打、妙高さん
木々に隠れて、良く見えず
誰もが主役の名峰たち
はぁぁと萌えながら
また歩き始める
ふくら脛まで、埋まり始めた
ても、まだ笑っていられた
そのうち、膝上まで埋まり始めた
左足が、ずぼっ!
その穴ぼこに雪が雪崩れ込む
足が埋まる
よいしよと左足を引っこ抜き
右足で踏みこむ
今度は右足が埋まる
そして雪が傾れ込む
引っこ抜く・・・
その繰り返し・・・・
これは雪歩きと言うより
雪畑での農作業になってきた
大根足を何本も引っこ抜く
股関節腸腰筋、フル稼働
ふぅ・・・と溜息
すすんだ距離はと見れば
こんなに頑張ったのに
たったの100メートル
笑いがなくなっていく
ありゃりゃ、その3
ストックの先の
スノーバスケットが壊れた~
今日にかぎって予備を忘れた
突いても持ち手まで埋まっていく
はぁ( ノД`)…
スノ―シュ―の跡をなぞっても
さらに、股くらいまで埋まり始めた
膝で足場を作ろうとするも
さらさらと沈んでいく
足場が出来ない
もがきながら、抜け出す
抜け出した途端
また股まで埋まる
這うようにして脱出
それが続いた
埋まらないぞと
油断していると
また踏み抜き股まで埋まる
這い出す・・・・
スノ―シュ―って、なんて凄いんだ
10センチくらいしか埋まってない
私は雪まみれなのに
雪が下まであればいい
スノーシューの人が歩けても
その下は木が茂っているだけで
空洞の場所も多い
何回も登っている山だから
この辺りは・・・と注意しながら
慎重に歩いていく
それでも、数回空洞に足が落ちる
一回は腰まで落ちて肝を冷やす
トラバースも足場確認に慎重になる
まずいな・・・・
この辺りから、撤退が頭をよぎる
いつもの積雪期なら
三時間位で山頂なのに
三時間たっても、今はこの場所
これから、さらに雪の多いところになる
時間は大丈夫・・・でも
踏み抜き地獄に
心が疲れ始めた
まだまだだな、自分
さぁて、どうしようか
作戦会議
悔しがる私を夫がなだめる
今日は、ツボ足ではきついよ
これからがさらに大変なのは知ってるよね
踏み抜いて
怪我するかもしれないよ
ここで止めようよ
スノーシューの先行者と
軽やかな兎の足跡を見つめながら
悔しい、情けない・・・と
自分のヘタレさに凹む
溜息ひとつ雪面に落として
「わかった、今日はここでやめる」
下山するよ・・・・
そうと決まったら
気持ちをチェ~ンジ
整地して日溜まりでランチタイム
真っ白の浅間山
槍様~
オムスビ片手の山時間
山頂まで行けば
木々に遮られることなく楽しめる
コンデジでは、収まりきれない世界
さて下山にかかろう
頑張った自分の足跡の
大きな穴ぼこ、また足入れて
ひとつひとつの穴ぼこに
自分の奮闘が見える(^^ゞ
景色を愛でながら下山する
人拓とったりして遊んだり
そして登山口に戻ってきた
根子岳でスノーシュー遊びをした人達も
戻ってきていた
やっぱり、スノーシューか・・・
四阿山、素晴らしい山なのだが
百名山の割には登る人は少ない
独立峰なので景色がいいのにな~
さらに、この時期は
あずまや高原ホテルから登る人が多い
トレースもバツチリだったようだ
いいなぁ
高原ホテルからのヤマレコ記事
いくつか掲載されていた
山頂の写真を見ながら
ちょっと凹む
そっちから登れば良かったかな
でも、無雪期も登ったことがないしな
菅平牧場からのコースが好きだしなぁ
昨日はBCの人も楽しんだようだ
「最高の雪質だった~♡」
と書かれていた
下山は楽しい
ずぼっと股まで埋まっても
笑っていられる
のんびりと写真を撮りながら
下りていく
とっても気になった高妻山
カツコイイね~
でも難易度は高いらしい
下山後
気持ちを切り替えて
酒を求めに行く
四阿山の帰りに寄る
お気に入りの地酒屋がある
帰り道にあるのが嬉しい
こんな写真も飾ってある
酒を何本か購入
少しだけ気持ちが晴れた
という今回の山行きでした
予想通り、撤退しました
積雪が予想よりも凄かったです
大降雪直後でなければ・・・・
ても、いい練習になりました
我が家には、お古のワカンがあり
雪山に持参していましたが
今回初めて使用しました
ただ、ひとつしかありません
今回は、夫に使用してもらいました
スノ―シュ―やワカンの凄さを
身をもって、今回は感じました
今までも谷川岳などでは
多くの方が使用しており
さくさくと登っていました
でも、我が家も使うか・・・と聞かれたら
びみょーでした
値段もピンきり
そんなに高いものは要らない
でも、検索していると
いいなと思うものは高い
2つ買うとなると・・・・
使用頻度を考えると購入を躊躇
見ているとMSRが 多い気もする
ここならREVOアッセントが気になる
我が家の登山にはオーバースペツクか?
TSLのものも気になる
2セットか・・・・高いよね~
カモシカの割引ハガキが来てたぞ
ワカンでも、夫は登って下りてた
ワカンでもいいかなぁ・・・
悩みます
何かアドバイスがあったら
宜しくお願いいたします