入院中の記録を書きたいけど、なかなかゆっくり1人の時間がなくて書けない
退院後からの気持ち。
とにかく、漠然とした不安。
下痢もおさまらないまま退院。
珍しいがん。
どう着地していいかわからないまま。
だけど、下の子は2歳。上は12歳。
心配はかけられない。
普段通りに。
退院後しばらくは、一人でお風呂に入れたとき、トイレに行ったとき、うわっ!!と一気に不安が来て涙が出る。
家族のため、子どものため、この病気と向き合って、何かあっても頑張っていかなきゃいけないし、もちろん頑張る。
また来年ね!
3歳の誕生日に買おうね!
また今度ね!
言ったあと、ゾワッとする。
そこにいる私は、元気かな?
お家にいるかな?
また今度と言うのが嫌になってしまった。
子供のために、めそめそしてられないのは分かってるんだけど‥
母親と一人の自分と、気持ちがバラバラになる感じ。
唯一、自分が1つになるとき。
診察日。
主治医の先生と話をするとき。
1人の自分だけになれる。
ちゃんと不安と向き合えて、不安なことは聞くことが出来る。
先生がこの先、治療するわけではないのに、話を聞いてくれる。
(これからの治療は滋賀の病院。手術した病院は、経過観察と治らない下痢などで、月1の診察。)
有り難いことに、下の子は、旦那さんの実家で見てもらえて。
待ち時間、1人で自分に向き合える。
自分ひとりの時間。
診察に緊張しつつ、長い待ち時間もとても短く感じてしまう。
診察はあっという間に終わり、また、母親として一人の自分としての時間になる。
滋賀の病院に毎度通うことになれば、今の病院で経過観察しなくなるだろう‥
17日間の入院中、毎日様子を見に来ていた先生。
休みは!?と心配になるほど。
婦人科系の病気はしたけど、外科は初めて。
友達に、外科は激務だからねー。と言われ、そうなんだ💦と思うほど、無知で‥。
それでも、診察する時は、ゆっくりじっくり話してくれる。
いい先生に見てもらえて、本当にありがたい。
自分が保ててる。
この先、診察がなくなったら保てるかな‥
次から次に、大変な患者さんが来る中、私は、下痢だけだし、体調はよい。
診察してもらえるだけありがたいんだ。
気持ちの振り幅がとても広い。
100万人に1人というだけで、わたしは、すぐになにかしなければいけない体じゃない。はず。
がんだけど、がんのくくりの中では、今のところ、超軽症なんだと思う。
虫垂から漏れたものが、増えてこなければ、現状を保てる。と思う。
ただ、増えてしまったとき、覚悟できるよう、いざというときに、取り乱さないよう、常に考えておかないとと思う。
だから、普通の生活を送れているのに、気持ちが上下してしまう。
がんというくくりの中で、とても贅沢な悩みなんだとわかってる。
この病気になって、がんと戦ってる人のブログを初めて読んだ。
だから、とても贅沢な悩みってわかってる。
ぐだぐだ言ってちゃいけない。
しっかりしなくちゃ。
関係ないけど‥退院後、ショートヘアにしたけど、さらに短くした。ハンサムショートっていうのかな。
違う自分になりたかった。