気持の持ち方 | nanonanoのブログ 低異型度虫垂粘液性腫瘍 腹膜偽粘液腫に。

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ブログ約5年放置
からの、突然の病気

低異型度虫垂粘液性腫瘍
腹膜偽粘液腫
100万人に1人という希少がんに。

入院中の記録を書きたいけど、なかなかゆっくり1人の時間がなくて書けない泣き笑い




退院後からの気持ち。

とにかく、漠然とした不安。

下痢もおさまらないまま退院。

珍しいがん。


どう着地していいかわからないまま。




だけど、下の子は2歳。上は12歳。

心配はかけられない。

普段通りに。



退院後しばらくは、一人でお風呂に入れたとき、トイレに行ったとき、うわっ!!と一気に不安が来て涙が出る。




家族のため、子どものため、この病気と向き合って、何かあっても頑張っていかなきゃいけないし、もちろん頑張る。



また来年ね!

3歳の誕生日に買おうね!

また今度ね!


言ったあと、ゾワッとする。

そこにいる私は、元気かな?

お家にいるかな?


また今度と言うのが嫌になってしまった。




子供のために、めそめそしてられないのは分かってるんだけど‥

母親と一人の自分と、気持ちがバラバラになる感じ。





唯一、自分が1つになるとき。

診察日。

主治医の先生と話をするとき。

1人の自分だけになれる。

ちゃんと不安と向き合えて、不安なことは聞くことが出来る。


先生がこの先、治療するわけではないのに、話を聞いてくれる。


(これからの治療は滋賀の病院。手術した病院は、経過観察と治らない下痢などで、月1の診察。)


有り難いことに、下の子は、旦那さんの実家で見てもらえて。

待ち時間、1人で自分に向き合える。

自分ひとりの時間。

診察に緊張しつつ、長い待ち時間もとても短く感じてしまう。




診察はあっという間に終わり、また、母親として一人の自分としての時間になる。




滋賀の病院に毎度通うことになれば、今の病院で経過観察しなくなるだろう‥





17日間の入院中、毎日様子を見に来ていた先生。

休みは!?と心配になるほど。


婦人科系の病気はしたけど、外科は初めて。

友達に、外科は激務だからねー。と言われ、そうなんだ💦と思うほど、無知で‥。


それでも、診察する時は、ゆっくりじっくり話してくれる。


いい先生に見てもらえて、本当にありがたい。

自分が保ててる。



この先、診察がなくなったら保てるかな‥


次から次に、大変な患者さんが来る中、私は、下痢だけだし、体調はよい。


診察してもらえるだけありがたいんだ。




気持ちの振り幅がとても広い。


100万人に1人というだけで、わたしは、すぐになにかしなければいけない体じゃない。はず。


がんだけど、がんのくくりの中では、今のところ、超軽症なんだと思う。


虫垂から漏れたものが、増えてこなければ、現状を保てる。と思う。



ただ、増えてしまったとき、覚悟できるよう、いざというときに、取り乱さないよう、常に考えておかないとと思う。


だから、普通の生活を送れているのに、気持ちが上下してしまう。




がんというくくりの中で、とても贅沢な悩みなんだとわかってる。

この病気になって、がんと戦ってる人のブログを初めて読んだ。


だから、とても贅沢な悩みってわかってる。

ぐだぐだ言ってちゃいけない。




しっかりしなくちゃ。

関係ないけど‥退院後、ショートヘアにしたけど、さらに短くした。ハンサムショートっていうのかな。




違う自分になりたかった。