いざ手術室へ | nanonanoのブログ 低異型度虫垂粘液性腫瘍 腹膜偽粘液腫に。

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ブログ約5年放置
からの、突然の病気

低異型度虫垂粘液性腫瘍
腹膜偽粘液腫
100万人に1人という希少がんに。

21歳ぶりの手術室。

あの時は、親もいたし、絶対に泣くまいと必死にこらえ、それでも恐怖ですごい顔とすごい精神だった。

死にそうな痛みで、寝たまま手術室へ渡された記憶。まな板に乗せられてる気持ちになっていた。


術後も、高熱にうなされ、集中治療室に何日か居て、ぼけてしまっているお年寄りが2、3人。

点滴を勝手に抜いて血まみれで怒られていたり、ずっと、おかーさーん!!とでかい声で喋ってたり、自分も意識朦朧‥。


とにかく、腹腔鏡であれだけ辛かったのに、開腹手術かぁ‥

手術は、その記憶しかないから、またあれかーと怖かったけど、今回は、カラカラと車椅子で移動。

ベビーカーを押す側が、乗る側になり、なぜかすいませーん💦って気持ちと、視線はだいぶ下になるなぁなんて、前回ほどの怖さはなかった。


手術台も自分で乗り、わちゃわちゃと準備されていく。

寒い。やたら寒いし、緊張も混じってガタガタガタガタ震えだしちゃって‥ 

だんだんベットが暖かくなり、暖かいやら寒いやら不安


主治医の先生は、喋り方がゆっくりというか落ち着いてるトーンで、やさしく説明しながら準備し、それでだいぶ安心した。

前回、無愛想と思ってしまって申し訳ない真顔


背中に指す針は、やっぱり怖いし痛いけど‥ 思っていたより大丈夫だった。


緊急手術だし、お腹開けてみないとわからないから、破裂具合とその周り、どれだけ切るのか。

とにかくされるがまま。

何にもわからないまま、、、

麻酔。久々〜 






◯◯さーん!!大丈夫かなー?

看護婦さんだったかな?

ね、眠いし、なんか夢も見てたんだけど、まだ寝たいんだけど‥

でも、体が重いような‥ だるい眠い。


集中治療室に入り、酸素マスクがついていた。

ああ‥ お腹切ったんだった‥

生きてた。よかったーーー。



先生が来て、

大丈夫かな?胸のあたり痛みはないかな?と。もう、下腹部しか痛くなかったので、カスレ声で痛くないと。

痛くない?そうかー 人によるのかなぁーと、ゆったり喋って、どこかへ‥


襲ってくる眠気と痛みと、すぐずれる酸素マスクが気になりながら、眠る。けど、すぐに看護婦さんが来て、熱はかったり‥


そう!熱が高くて、ずっと暑かった!

布団から足が出したい!!汗がすごい!

でも動けない悲しい

看護婦さんが来たときに、足だけ出してくださいとお願いした。

氷枕も持ってきてくれて気持ちよかった。


床ずれがないように、右、左と枕を入れて体勢を変えてくれる。

ちょっと動くだけで痛いから、ううっネガティブとなりつつ‥

酸素マスクはとれ、鼻に指すタイプに変わり、顔周りは少し楽に。


集中治療室に響く機械音をボーッと聞きながら、なんでここにいるんだろー 何してるんだろう‥


子供達‥ 大丈夫かな。かーちゃん生きてるよって言いたいなー



この時は、無事に手術が終わり、頑張って回復するのみと思っていた。

病理検査なんて、1ミリも気に留めてなかった。