統合失調症は、現実とのつながりの喪失(精神病症状)、幻覚(通常は幻聴)、妄想(誤った強い思い込み)、異常な思考や行動、感情表現の減少、意欲の低下、精神機能(認知機能)の低下、日常生活(仕事、対人関係、身の回りの管理など)の問題を特徴とする精神障害です。

  

突然発症する場合もあれば、数日から数週間かけて発症する場合もあり、また何年もかけて徐々に発症していく場合もあります。

 

統合失調症による症状の重症度と種類は様々で異なりますが、通常は仕事、対人関係、身の回りの管理に関する能力に支障をきたすほどの重い症状が現れます。

 

多くの方は症状が回復しても1年以内に80%、2年以内に98%の確率で再発をするといわれています。


再発が何度もおきれば薬の効き目は低下していき、元の状態に戻るのがとても困難になるため病気とうまく付き合い、自立ができるよう周囲の協力も必要になってきます。

 

 

主な症状

 

【 陽性症状 】 

陽性症状とは、正常な精神機能に歪みが生じる症状のことです。

 

幻覚: 最も一般的なのは聴覚の幻覚で、存在しない声が聞こえることがあります。


妄想:非現実的な信念を強く持つこと。例えば、他人が自分の考えをコントロールしている、あるいは自分が特別な使命を持っていると信じること。


思考の混乱: 一貫性のない話し方や、関連性のない話題を突然持ち出すことがあります。


運動の異常::緊張病性症候群など、異常な運動行動が見られることもあります。

 

【 陰性症状 】
陰性症状とは、通常の機能や行動が低下する症状のことです。

 

感情の平坦化: 感情表現が乏しくなり、無表情になることがあります。


意欲の低下:活動や日常の仕事に対する意欲が著しく低下します。


社会的な引きこもり: 他人との関わりを避けるようになります。

 

 

原因


統合失調症の正確な原因は不明ですが、遺伝的な要因と環境的な要因が組み合わさって発症するといわれています。


生活上の大きなストレスや薬物使用といった特定の外的要因が引き金になる可能性や、失業や失恋などストレスになるライフイベントが引き金となって症状が現れたり、悪化したりすることがあります。

 

 

カウンセリング方針

 

統合失調症の治療において、カウンセリングは重要な役割を果たします。

 

生活の質を向上させるためのサポートだけでなく、クライアント様が自身の症状を理解し、適切に対処するための手助けとして認知行動療法を行っていきます。

 

認知行動療法によってクライアント様の思考パターンや行動が変わり、再発のリスクを減少させ、症状の重症化を防ぎます。

 

また、ストレスによって症状が悪化するのを緩和し軽減していくのにも役立ちます。

 

クライアント様が自分自身と向き合い、自分の弱みや限界を受け入れることで、自己肯定感が向上し、生活の質が向上するでしょう。

 

当店では、クライアント様の心に寄り添いながら、今のお悩みをお聴き致します。

 

話を聞いてもらえるだけでも、心が安心し、日々の生活が心地よいものとなっていけるでしょう。

 

就労や生活上の困っていることがありましたら、メンタルケアサロン心の翼 沼津店までご相談ください。

 

 

 

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