わちきにはボーイフレンドがいる。正確にはボーイフレンドではなく、boy friendなんである。どう違うかというと、日本語だと「男友達」というニュアンスだけど、英語だとズバリ「恋人」のことを指す。旦那さんが亡くなって、しばらくして付き合うようになった。私よりも2歳4ヶ月年上(この年をすると1ヶ月だって若い方がいい)。

私たちは遺族年金などの諸事情で籍を入れることなく同棲している。彼は、穏やかだし、給料は毎月振り込んでくれるしで、大変ありがたく思っています、はい。彼氏さんは、背が高く甘いマスクで禿げてもいない。同じ趣味の会に所属していたので、名前だけは知っていたのだが、私の旦那さんが元気な時には全く交流はなく、亡くなってからイベントなどで顔をあわせる機会が多くなって知るようになった感じ。向こうがごくフツーのわちきになぜ興味を持ってくれたかわからないけど、英語話してたからかな?とか、理由はいまだに想像の域を出ません。私が60歳で定年した時に、「こっちにおいで。一緒に暮らそう」と言ってくれたのは、息子でも娘でも、もちろん友人でもなく、彼氏さんだけだったのです。なので、わちきは飛び込むようにこの地方都市にやってきました。

毎日仲良く暮らしてますよ。でもねー、旦那さんというものは、何回か結婚するとわかると思うけど、生活するとま〜、ひとりひとり長所短所違うもんですねー。今の彼は、長所の方が多いけど、最近イラついてるのが「ばーさんギャグ」。おとといは車窓から「熟女キャバクラ」という看板を見て爆笑し、「キャバ嬢が出てきて明るいところでよく見たら60歳だったなんて、客が裸足で逃げ出すよねー。はっはっは」とアラ還の彼女の前でしゃあしゃあとおっしゃる。何も60歳と言わなくたっていいじゃん。50歳とか70歳とか、とにかく地雷原を避けて冗談を言えばいいじゃない? プチ切れた私はそれ以来必要最小限の話しかしてないもんね。デリカシー不足の罰である。その前は2ヶ月ほど前、わちきが彼氏のおさがりのママチャリで走ってたら、「三二子ちゃんが自転車乗ってる姿って市役所のおばさんがゴミ集めてるみたい」… は? 言ってる意味が全然わかんない。少なくとも揶揄してる?

曰く「染めなきゃ全部白髪でしょ」「シワは年相応に出てるね」とか、言わんでもいいヒトコトが多すぎんじゃ、われ!

巷では15歳年下の彼だの何だのって話題になってるけど、年取ってきたらそういうコンプレックスってないのかしら?

うちなんか、少々年上でもこれだもんね。心臓に毛を生やさないとやっていかれない、と思う今日この頃ですわ。