教員になって2年目と3年目、6年生を担任しました。
プライドばかり高くて力の無かった私のクラスは学級崩壊寸前でした。
どうにかしなくちゃという気持ちと、もうどうにもならないよという気持ちの狭間で精神的にもギリギリでした。
そんな時、年の近い先輩方やベテランの先生の支えが本当にありがたかったのを覚えています。
反面、自分の指導力をどう改善していけば良いのか、具体的に教えて下さる方はいませんでした。どうすれば良いのかをきいても、なんだか抽象的な答えばかりだったように思います。
自分の指導力を改善するためには、自分で研修に行き、本を読み、実践するしかありませんでした。
幸い、自主的に研修をする事が好きな私は、そうやって少しずつ勉強を重ねていく事も悪くないなと思っていました。
でも、果たしてこのような道筋が、日本の学校教育にとって良い事なのか疑問です。
今学校現場では若手の割合が増えています。私の周囲では、新卒で採用されず、講師として着任し、いきなり担任を持つ人も多くいます。
そして、学級がガタガタになっている様子も見られます。
でもその先生に特別に研修があるわけでもなく、校内での少ない人材のやりくりでのフォローが精一杯です。
そして私が駆け出しだった頃と同様、具体的に改善点を伝えられる先輩もほとんどいません。あるいは、具体的に指摘する事で、精神的に追い込んでしまうのではないかという事を心配しているのかもしれません。
じゃあその学級がうまくいかなくなっている先生が、他の先生に積極的に助言を求めたり、本を読むんだりするかというと、そんな姿も見られません。
何より、本を読もうにも、基本的には自腹。教育書は専門書ということもあり、値段も高めです。私は好きだから読むけれど、全ての先生にプライベートで本を購入し読む事をすすめることは、なんだか違和感を覚えるようになってきました。
少なくとも最低限学級をくずさずに機能させるだけの知識や技能を得るところまでは、研修なり、公の図書資料なりを準備するべきなのではないかと思います。それも勤務時間内でできる範囲で。
学ばない事も自己責任、その結果辞めてしまうのも自己責任かもしれないですが、その裏で子ども達が傷ついていくのは絶対に間違っていると思います。