こんばんは!
しゃちょたまです。
書名 :人形つかい
著者 :ロバート・A・ハインライン
訳者 :福島 正実
発行所:早川書房(電子書籍版)
読了日:2022年4月27日(水)
【あらすじ】
アイオワ州に未確認飛行物体が着陸した。その調査におもむいた捜査官6名は行方不明になってしまった。
そこで、秘密捜査官サムとその上司オールドマン(おやじ)、そして赤毛の美人捜査官メアリは、真相究明のため現地に向かう。
やがて、驚くべき事態が判明した。アイオワ州の住民のほとんどは、宇宙からやってきたナメクジ状の寄生生物にとりつかれていたのだ。
人間を思いのままに操る恐るべき侵略者と戦うサムたちの活躍を描く、傑作冒険SF。
ナメクジの集団がUFOに乗ってやってくるというね
巨匠ハインラインの傑作と名高い古典的SF小説です。昔からこの作品の存在は知っていて、いざ読もうと思ったら表紙がマンガみたい
最近、こういう表紙を付けるのが流行なのかな。キングのダーク・タワーシリーズもこんな表紙だったし。
きっと若い読者を取り込もうという工夫なのでしょう、読書離れが深刻だからね。出版業界はこのままではヤバいからね。
ラノベかな? と思って間違って手に取ってくれて全然いいと思う。古いのにとても読みやすいので、普段本を読まない人々にオススメ。ぜひぜひ。
敵は人間に寄生する侵略者。でかいナメクジみたいな姿で、人間の背中に取り憑いて宿主を自由自在に操る。
各個体は常に仲間と情報を共有し、1匹が人間に寄生すると、その宿主の持つ知識や情報はあっと言う間に拡散されてしまう。
こちら側の情報を利用してどんどん侵略してくる。ナメクジに汚染されていない区域がどんどんなくなってくる。
そこで!!
上半身裸体計画~!!
という対抗手段を人類は打ち立てる。間抜けな作戦名がたまらんね。
いつも背中が見えるようにしてね!! 服を着込んでいるやつは寄生されてるかも知んない!! 気をつけろ!! ナメクジをぶっ殺せ!!
というわけです
そしたら今度はナメクジはズボンの中に潜んだりする。しょうがなくてついに全裸計画まで行ってしまう。
街中みんな全裸なのです!! 全裸でない人は疑われます!! なにそれ!!
なんやかんやで人類はナメクジを全滅させることに成功します。
でもアレです。ナメクジがもうどこにも1匹もいないことを誰も証明できない・・・。
服を着たらナメクジを背負ってるんじゃないか? と見られることを恐れて、みんな全裸計画終了後もずっと・・・
続くの??
これ、コロナに似てるね。いつまでマスクをしてればいいのか? ワクチンを何回目まで受け続けるのか? という感じに。
まあまあ面白かったですよ