こんばんは!
しゃちょたまです。
書名 :ザ・スタンド Ⅲ
著者 :スティーヴン・キング
訳者 :深町 眞理子
発行所:文藝春秋社(文春文庫)
読了日:2022年2月8日(火)(再読)
【あらすじ】
夢に現れたマザー・アバゲイルは実在した。旅を終えた人々は彼女のもとに共同体《フリーゾーン》を築く。
だがまだ安心はできない。《闇の男》の本拠ラスヴェガスにも悪の軍勢が着々と集結していたのだ。やつらの魔手は《フリーゾーン》内部まで届いている・・・。
かりそめの平和が訪れる第三巻。最終決戦への布陣、ここに完了。
ネタバレあります
物語では善玉ヒーローよりも悪役の方が魅力がある、といったことも多いですよね。
『ザ・スタンド』にもヤバいキャラクターがたくさん登場します。そこもこの作品の見どころ。良いところ。
ごみ箱男(トラッシュキャンマン)という登場人物がおります。
この男、生まれついての放火魔! なのですが、この第3巻よりもっと後、終盤のクライマックスの忘れた頃に再登場してとんでもないことをやらかすイカレ野郎。闇の男をビビらせるようなことをやらかす。
キングの作品には狂人めいたキャラクターがよく登場しますが、だからその中でも最高のイカレた野郎だと思ってましたが・・・。
ごみ箱男が旅の途中で出会う、ザ・キッドというチビ! コイツとんでもないな~
ほんのちょっとしか出てこないからすっかり忘れてたけど、ものすごいイカレっぷりでごみ箱男をおびやかす!!
実はこのチビ、闇の男がごみ箱男のもとに送り込んだ仕掛けなのだ。それをまた自分の力で排除してやって、まんまとごみ箱男を手なずけるという悪の調教法
ザ・キッドに翻弄されつつも、必死でラスヴェガスを目指すごみ箱男。めっさ応援してしまった。
無事到着できて良かった
ごみ箱男、好きだわ。この後もがんばれー。