ブログネタ:
視力どれくらい? 参加中
それは今から約40年も前のこと。
ぼくは小学校の2年生か3年生くらいだったでしょうか。
学期初めで、ドキドキワクワクの "席替え" が始まらんとしているところでした!
「じゃあ~、班ごとに分かれて、班の中で好きに席を決めることにしましょう!」
「ワーイ!」
1班は教室の右側前方のブロックで6席、2班は右側後ろのブロック、3班は中央前…
というように与えられたブロックの中で、どの席にするかは、班の中で話し合って決めます。
子どもの自主性にまかせ、社会性を育む、という素晴らしい教育です。
ところが!
この時ぼくはボケ~~~~~っとしてて、話を一切聞いておりませんでした!!
「目の悪い人は前の席に座った方がいいよ!」
「あと、小さい人は前!大きい人は後ろ!」
「そうだそうだそうしよう!」
「さんせ~い」
「ボーーーーーーーーーーー」
ぼくの所属する班では、おそらくこのような活発な議論が行われたのだと思われます。
そして、目が良いか悪いかが最大の焦点となったのです。
班長さんはリーダーシップを発揮し、班員ひとりひとりにその視力を尋ねました。
「ぼーーーーーーーーーーーーーー」
依然としてボケーっとし続けているぼくにも。
「○○くん、しりょくいくつ?」
「…えっ!!はぇっっし、しろく!?」
(な、何?しろくって何?かかかけ算?九九…?ああ、九九だ、しろく…?しろく…?えーとえーと!しいちがし、しにがはち…)
「ねえ!しりょくいくつ?」
「…に、にじゅうはち!」
「・・・・・・・・・・??」
数秒間の凍てつくような沈黙ののち、巻き起こった大爆笑…
「えっ…?ええっ…??………」
あれから約40年の時が過ぎ去り、少年だったぼくもこのとおり、誰からも敬われ慕われ、威厳のある、徳を備えた立派な(うるさい)じーさまになりましたが…
今でもこのときの光景を夢に見て、うなされるのです…