今日は、長〜い私の昔のお話にお付き合いください。
今日は命日
大好きだった父の命日
私が19歳の時に父が倒れて
9年間寝たきりの生活でした。
『このこと』がきっかけで、私の人生は劇的に変わったんです。
いや、その3年前、16歳の時に第一波がありました。
父は私が16歳の時、小学校の教頭をしていました。
ある、夏の日、父の学校に雷が落ち、児童が死傷するという事故が起こりました。
全国ニュースで、父が状況を説明している姿が毎日取り沙汰され、自宅は電話が鳴りっぱなし。どこに行ってもこの話で持ち切りで、母から「状況によっては覚悟しないといけないかも。」と言われたこともありました。
ありがたいことに、私は高校を辞めずに済み、いつもと変わらない生活を送れましたが、父は犯罪者みたいに言われたりして、相当辛い思いをしたんじゃないかな…。仕方ありません。大切なお子様の命が学校という、安全な場所で奪われてしまったのですから。
そんな状況の中、19歳の時に出張先で父が倒れ、危篤だと言われながら、命だけは助かり、9年間意識がないままの寝たきり生活。私達家族も介護生活が始まりました。
私は学校に通いながら、部活、バイト、父の看病と洗濯、弟がいたので家の家事全般をこなしました。
卒業後は、本物の家事手伝い。
そんな中、運良く?!結婚でき、子どもを授かることもできました。
その頃の私は自分はなんてかわいそうで不幸な人間だなんて思っていましたが
今はなんてラッキーな人間だったんだって思ってる。
【強い星】をいくつも持って生まれてきたおかげです。
いろいろあったけど、幸せな人生だったよ。
父と母が出会わなければ私はこの世に生まれてこなかったし、生まれてくるタイミングが違っていたら、今の私はきっといない。
大好きだった父は、生きている時に私にたくさんのことを教えてくれた。
そして、星になってからも…。
父が亡くなって20年。何度も何度も夢でいいから「会いたいな」「話聞いてほしいなぁ」「お父さんやったらなんて言ってくれるやろ」って泣きそうになったこともありました。
もう少しだけ、背中を見たかったなぁ。
3年前に人生がガラッと変わってから、父の墓前に手を合わせ、やっと言葉にできるようになりました。
ようやく素直に「いつも私達を守ってくれてありがとう」と。
強い子に、そして、強い身体に産んでくれた、父と母に感謝しています。
今日は、枕元にたってくれてもいいんちゃう?
1年に1年だけ。夢でもいいから会いたいな〜!