1.本当のことは 無限大にある
すべて失くしても すべては始まる
本当のことは 無限大にある
すべて失くしても すべては始まる
無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる
無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ
2.行く先表示のまばゆい灯りは
列車の中から 誰にも見えない
行く先表示のまばゆい灯りは
列車の中から 誰にも見えない
無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる
無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ
3.誇らしくもなく 珍しくもなく
普通の暮らしの一日のように
或る朝 或る夜 君は乗るだろう
懐かしいあの人々と 永遠をゆく鉄道の客となって
行く先表示のまばゆい灯りは
列車の中から 誰にも見えない
無限・軌道は真空の川 ねじれながら流れる
無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ
無限・軌道は真空の川 終わりと始めを繋ぐ
「無限・軌道」(The Infinite Railroad of the Stars)
中島みゆき(2005)
作詞・作曲:中島みゆき
©2004 by YAMAHA MUSIC PUBLISHING, INC.
この歌は、宮沢賢治氏の「銀河鉄道の夜」をモチーフにした
『夜会VOL.13 24時着0時発』(2004年公演)で、初めて披露されました
この時は、タイトルは「無限軌道」で、「無限」と「軌道」のあいだに「・」は
ありませんでした
2005年にアルバム『転生』に収録する際、
一部歌詞とメロディーを変更、追加し、タイトルも真ん中に「・」がつけられました
『夜会VOL.14 24時着00時発』(2006年公演)では、
『転生』同様「無限・軌道」というタイトルで記載
↑「無限・軌道」は、アルバム『転生』(2005)に収録
↑『夜会VOL.13 24時着0時発』(2004年公演)
「24時着」と「0時発」の自体が異なるのは、
24時と0時では世界が違うことを表現している?
↑VOL.13の再演、『夜会VOL.14 24時着00時発』(2006年公演)
タイトルも一部変更されている
この歌は、大切な人やものを やむなく失った時に聴いたり、
卒業式、葬儀にも相応しいと思っています
すべて失くしても すべては始まる
という詞から、
失ったことに絶望せず、これから新しい何かが始まるから悲しまないで
と解釈しています
話は変わって、
死期を悟った人は、最後にお礼や感謝の言葉を言うと聞いたことがあります
病院に勤務していた時も、日に日に容体が悪化していく患者さんがいまして、
病室を去る時に、
「いつもありがとう」
と言われ、その翌日 患者さんは旅立ちました
なので、弱っている方から お礼をや感謝の言葉を言われると、
ちょっと考えてしまうというか、
ネガティブな気持ちになってしまいます
先月、大好きな祖母が入院しました
5月23日、祖母の面会を終えて病室を出る前に、
祖母の手を握ると、
「ありがとう」と何度も言っていました
「ありがとう」と言われた時から、覚悟はしていましたが…
生きている限り、いつかは終わりが来る日のことはわかっていましたが…
まだ心の準備が出来ないまま、26日に
永遠をゆく鉄道の客となって旅立ちました
わたしは看取ることは出来ませんでしたが、
最期は穏やかな顔だったようです
物心ついた時から一緒にいた祖母
祖母に抱かれてミルクを飲ませてもらっている記憶も
なんとなく 憶えているようにも思います
小学生の時に、血の繋がりがないことを知りましたが、
だからといってよそよそしくなることもなく、
特に気にすることもなく、それを知る前と同じように接していました
一般的に、祖父母は孫を甘やかす傾向にありますが、
わたしの祖母も例外ではなく、とても溺愛されました
わたしが実家を出て一人暮らしをしてからも、
週末には実家に帰って来るので、祖母と一緒に過ごしていました
実家の祖母の部屋は、介護用のベッドも回収されて、
遺影が飾られていて、現実を突きつけられますが、
今でも祖母の優しい声が聞こえるような気がするのです
沢山の幸せ、学びをくれた祖母
暫く会えなくなるけれど、
きっとまた、生まれ変わって巡り合えるので、
葬儀の時には、「ありがとう」とだけ言い 「さよなら」は言いませんでした
おばあちゃん、ありがとう
またいつか何処かで会いましょう


