遍路
1.はじめて私に スミレの花束くれた人は
サナトリウムに消えて それきり戻っては来なかった
はじめて私が 長い長い手紙書いた人は
仲間たちの目の前で 大声で読みあげ 笑ってた
私が まだ 一人旅に憧れてた頃
もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道
手にさげた鈴の音は
帰ろうと言う 急ごうと言う
うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている
中島みゆきさんの楽曲に「遍路」という歌があります。
毎年、この時季(ライオンズゲートが開き始める頃~9月上旬頃)になると、
何故かこの「遍路」を聴きたくなりますし、
この曲を聴くと、蝉の鳴き声、暑い陽射し、険しい山道…
といった風景が 思い浮かんでしまうのです。
わたしが 初めて この「遍路」を聴いたのが、中学生の夏だったのですが、
夏休みに 蝉が鳴いている中で 聴いていたからか、
遍路旅は 夏のイメージを 持ってしまったようです。
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実際、歩き遍路におすすめの時季は3月中旬~5月中旬、
または10月中旬~11月中旬だそうです。
まぁ、妥当ですね。
真夏は 炎天下を 歩くのは 厳しいでしょうし、
日焼け対策、虫除け対策も 必須でしょう。
真冬は 厚着になり、荷物が多くなり 歩きにくいでしょう。
2.はじめて私に 甘い愛の言葉くれた人は
私が勤めた店に 前借りに現われ 雲隠れ
はじめて私に 笑い顔がいいと言った人は
あれは私の聞き違い
隣の席の娘あての挨拶
もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道
手にさげた鈴の音は
帰ろうと言う 急ごうと言う
うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている
この「遍路」が収録されたアルバム『あ・り・が・と・う』が発表された当時、
中島みゆきさんは 25歳でした。
発表したのが 25歳で、もしかしたら、
デビューする前(10代の頃とか20代前半)に 完成していた可能性もありますが、
いずれにしても、この若さで このような 凄い歌を作る才能に驚き、
この歌の世界観に惹き込まれて行ったことを覚えています。
3.はじめて私に 永遠の愛の誓いくれた人は
ふたりで暮らす家の 屋根を染めに登り それっきり
はじめて私に 昔は忘れろと言った人は
今度は 彼の 人違い あまりに誰かを待ちすぎたあげくに
もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道
手にさげた鈴の音は
帰ろうと言う 急ごうと言う
うなずく私は 帰り道も とうになくしたのを知っている
「遍路」
中島みゆき(1977)
作詞・作曲:中島みゆき
©1977 by YAMAHA MUSIC PUBLISHING, INC.
わたし自身、高校生の頃、
通学電車で会う他校の生徒に一目惚れして、恋文を渡して玉砕したり、
お金をだまし取られた後 音信不通になったり、
好きな人に 実は恋人がいて、その恋人が知人だったり、
社会人になってからも、
声をかけてきた相手が 既婚者だったり(こんなのばっかり
)、
職場の上司と関係を持つも、実は同棲している相手がいて、
しかも職場の女とも関係を持っていたり…![]()
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と、歌に負けず劣らずの恋愛遍歴を持っています。
なので、この歌の主人公を 人ごとに思えなくて…![]()
この歌の主人公は、いつまで遍路旅を続けるのでしょうか…。
願わくば、旅の途中で、良縁に巡り逢い、
旅を終えると同時にその良縁とひとつの地に留まってくれることを祈るばかりです。
そして、わたし自身も…。
