天使の階段
- 眺めに行かないか 天使の階段
寒い野原を駈けて
重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる
風も雪も話しやめる
ごらん そっと天使が伝い降りる
残された迷子を呼ぶ
- 眺めに行かないか 天使の階段
凍る水を渡って
人が触れることはできない
人が崩すこともできない
天使だけが伝い昇る
ごらん 白い鳥が追いかけてゆく
どこまでも昇ってゆく
眺めに行かないか 天使の階段
寒い野原を駈けて
「天使の階段」(The Angel's Stairway)
中島みゆき(2000)
作詞・作曲:中島みゆき
©2000 by YAMAHA MUSIC PUBLISHING, INC.
「天使の階段」とは、雲の隙間(切れ間)から 太陽の光が 筋状になって
地上に射し込む 神秘的 且つ 神々しい現象のことです。
「ヤコブの梯子」の別名ですね。
他には「天使の梯子」「薄明光線」
宮沢賢治氏は「光のパイプオルガン」と呼んでいたそうです。
歌詞には、「寒い野原」「雪」「凍る水」とあるので、
冬であることがわかりますが、
実際には条件(雲と太陽)さえ揃えば季節に関係なく見ることが出来ると思われます。
わたしは よく3月の朝の通勤時間帯に、
電車内や駅から職場までの道のりで見ていましたし、
8~10月の、午後~夕方にもよく見ていました。
映画『耳をすませば』でも、学校の屋上にて、
天使の階段が 射し込むシーンがあるのですが、
当時は この現象を知らなかったのですが、
どことなく 神々しく感じたことを覚えています。
「天使の階段」は、アルバム『短篇集』(2000年)に収録されています。
いつものような 力強い歌い方ではなく、澄んだような声で 優しく歌われています。



