俺は自分で能力が低いと思っている。
だけどそれは俺がダメだという事ではない。
能力が低いなら、低いなりのやり方はある。
だから、能力が絶対的なアドバンテージという事ではない。
また俺は強い人間でもない。
ただこれもやり方次第でパフォーマンスの発揮に繋げる事が出来る。
よって強さも絶対的なアドバンテージというわけではない。
そのやり方を見つけ出すのに必要なのは、正直な己の認識。
それによって本来弱点と見られがちな所も、ストロングポイントの起点となる。
そして、それは本人だけが、ちゃんと理解していればいい事。
その見え方は第三者が勝手に決める。
本当のところの認識、理解は本人だけしか分からず、本人だけが分かっていればいい。
だけど、自分には本当の自分が見えるのでウソはつけない。
そこのところでちゃんと苦しんで答えをだしていく事が大事になる。
「今、ココ、私」を忘れない事。
俺はどうしたいのか、どうありたいのかが、全ての大前提となる。
それが欠落してる時、何も始まらない。
意味の無いダメな時間を過ごす事になる。
NHKのプロフェッショナルに囲碁の若い天才が出てた。
その人は、拘り考え抜いて自信を持った一手を打ち、だから奇想で強い。
中国の実力№1と戦った時それが揺らいで負けた。
拘った盤面から打開が見えず、別展開の一手を打った。
結局そこが勝負の分かれ目で、相手は展開を譲らず押し切られた。
敗戦後の検証を本人が行った。
TVでその詳細は語られなかったが、こう見えた。
別展開を狙った一手自体は悪くは無かった。
ただ、その一手を何処まで考え抜き、覚悟まで持てたかが足りなかった。
何の気なしに出て来た発想かも知れないが、実行するなら裏を取る思考と実践する覚悟が必要。
それを持つベースが「今、ココ、私」だと行きついた。
どんな状況でも自分が置かれている状況を自覚し、向かうべき所を認識し、その為の行動を取る。
良い考えや方法論でも、それが欠落したとき、クオリティーはガタ落ちする。
そして成功の確率に直結する。
俺が新人の頃、凄いと思わせた上司がいたが、凄いのは発想だけで実践が伴わず結果も今一つ。
結局俺のその人への評価も、会社的な評価も、そこまでの人だったという事になってしまった。
今思えば何でそんなだったのか、足りなかったのは思考と覚悟。
それらは情熱なしにはあり得ないけど、思考と覚悟の重要性をちゃんと理解してないと情熱も持てない。
思考と覚悟と情熱は相関してて、どれが第一条件と言えない三位一体の感じがする。
順番を付けられない事の理解もしてないと、全部にパワーを注げないから、その理解も大事。
それで、やっぱりそのベースとなるのが「今、ココ、私」だと思わされる。