茨城県は7日、新型インフルエンザに感染した日立製作所水戸総合病院(ひたちなか市)に勤務する40歳代の男性臨床検査技師が、脳幹出血で死亡したと発表した。

 男性は高血圧と高脂血症で投薬治療を受けていたほか、過去に脳出血を患っていた。

 病院の説明では、男性は血液などの検査を担当し、患者と直接の接触が少なかったことや、ほかの職員に発熱などの症状がないことから院内感染の可能性は低いとしている。

5歳女児も

 名古屋市は7日夜、新型インフルエンザに感染した市内の女児(5)が死亡したと発表した。女児に基礎疾患はなかった。

 厚生労働省によると、国内の死者は疑い例も含め51人になった。

 発表によると、女児は6日に発熱などを訴え、近くのクリニックを受診。簡易検査で陰性と診断された。しかし7日午前9時半頃、けいれんを起こして再び受診したところ、陽性と確認された。

 タミフルを処方されて帰宅したが、同11時50分頃、女児が呼吸していないことに家族が気付き、救急搬送されたが、間もなく死亡。市衛生研究所の遺伝子検査で新型インフルエンザの感染が確認された。

重症肺炎の小児194人.


yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 国立感染症研究所が全国約5000医療機関を対象に行っている定点調査で、最新の1週間(10月26日~11月1日)に新たに受診したインフルエンザ患者が、1医療機関当たり約33人(速報値)となったことが5日、分かった。


 ほとんどが新型インフルエンザとみられ、全国平均が警報レベルの30人を超えたのは新型の流行後では初めて。厚生労働省が6日に発表する。

 前週(10月19~25日)の24・62人からは約1・3倍。都道府県別でも、すべての都道府県で初めて注意報レベルの10人を超え、21道府県で警報レベルの30人を超えた。これまで、大都市部を中心に感染が広がっていたが、全国で流行が本格化している。

(2009年11月6日03時04分 YOMIURI ONLINE(読売新聞)


インフルエンザ警報・・・なんだかすごいことになってきましたね。病院での院内感染なんかも徹底されてるわけではないので、これから寒くなるし普通の風邪で外来に来た人などにも院内感染への恐れも出てきます。
どんなにことが大きくなってもやはり基本の手洗いうがいをないがしろにしないようにしましょう。

 
花粉症の原因物質をあらかじめ口から投与すると、7割の人で花粉症の症状が抑えられた――。
東京都がこんな研究結果をまとめた。根治も期待できるといい、都は国などに実用化を働きかける。

 都によると、花粉症を引き起こすのは花粉に含まれる抗原と呼ばれる物質。これが体に入ると免疫反応が過剰になって鼻水やくしゃみが出たり、目がかゆくなったりする。
 都は抗原を体内に取り込んで体を慣らし、免疫反応を抑える「減感作(げんかんさ)療法」の一つとして、日本医科大と共同で06年夏から実験を始めた。

花粉症の症状がある142人の舌の下に、スギ花粉の抗原を含ませた約1センチ角のパン片を置いて投与するもので、期間は2年間。
1日1回2分間で最初は毎日投与し、次第に濃度を濃くして回数を減らした。
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asahi.com(朝日新聞社)