更新ペースがガクンと落ちてきた。といっても、べつに一定のペースをキープする必要はないし、もちろん誰に咎められるわけでもないのだが、もう少しなんとかしたいという思いが湧いてくる。
 
 では、なぜ更新ペースが落ちたのか。
 
 そう自問すると当時に、あらためて思い起こされたことがある。
 
 これまで私はややもすると、「忙しい」を口にする男を意識的に遠ざけてきた、ということだ。
 
 「忙しい」のひと言を口にする男を遠ざけてきたのは、ともに何かを語る気になれないからだ。ハッキリ言えば、キライなのである。もっとも、それは、長きにわたる私の思い込み的価値観にすぎないのだが。また、そうであることは明確に自覚できるのでもあるけれど・・・・・・。
 
 にも関わらず、どうしても、
 
 「男のくせに、“忙しいんだよね~”“最近忙しくて”などというセリフを口にするとは、男の風上にも置けない女々しいヤツだ!」 とジャッジしてしまうのである。
 
 どうしてそんな価値観が形成されたかといえば、それはやはり経験則に基づくとしか言いようがない。早いハナシが、簡単にそんなセリフが出てくる男は、ことごとく「言い訳がましい」ところのあるヤツだったから、ということに他ならない。
 
 では、女性ならいいのか?
 
 いいのである(笑)。女は本来、いつでも「忙しい」のだ。
 
 だから、もともと「忙しい」のが当たり前の女性が「あー、忙しい忙しい」と10回繰り返しても、「そうだろうなー。さもありなん」と、私としては鷹揚に受け容れてしまえる。しかし男は本来、忙しくない生き物。むしろ、忙しくしてはならないのだ。いや、正確にいうなら、たまにしか訪れない「忙しい瞬間」に最大限の成果(例えば、獲物を捕獲するなど)を挙げるために、ふだんはあえてゴロゴロしている必要がある。そう、女は連続的かつ継続的な忙しさに生き、男は瞬間的な忙しさに生きるものなのである。
 
 ・・・・・・などともっともらしいことを書くと、同性から、それは暴論だ、根拠を示せという叱責を受ける可能性もあるが、私としては、そんな気がしてならないのだ。
 
 
 そんなワケで、やたらに「忙しい」を口にする男に対しては、ついつい「女々しいヤツ」という烙印を押してしまうし、いざという時には役に立たなさそうだな・・・などという評価を下してしまう。のみならず、自らはけっして「忙しい」の語を口にしないように戒めてもいる(その結果、娘に対しても、「忙しいから」と言えば済むのに、「お父さんはいまちょっとアレだから~」などと言うクセがついてしまっているー笑ー)。
 
 しかし、そんな所謂ジャッジを手放せれば、いまよりラクチンな人生が待っている・・・・・・と思わなくもない。
 
 そこで、長い間の禁句を用いて自問自答してみた。
 
 「更新ペースが落ちたのは、最近、あれやこれやと忙しいからじゃないのか?」
 
 「うーん、そうだよねー。だって、ここのところアレもあってコレもあるんだから、本当に忙しいんだもん!」
 
 「あー、いま忙しいって言った!オマエは、つまりオレは、なんて女々しいヤツなんだっ!」