6月4日
この日から長い長い入院生活の始まりです。不安と期待が入り混じる中、初日はいい加減な入院説明のおかげで風呂に入り損ねた。そこからは検査、検査の日々を過ごしていく。
CT検査にMRI検査×2、血液検査はこの病院チュパカブラでも飼っていんの?かってぐらい採られました。心電図検査や目の検査もしました。しかしながらこれらの検査に全くの所見なし。
ここからは神経の検査
『神経伝導速度検査』腕や足に電気を流して反応のスピードをみる検査。徐々に強くなる信号を連続20回ぐらいされる。すごく痛く拷問のような検査。
『腰椎穿刺』腰椎に針を刺して髄液を採取する検査。これが一番辛かった。髄液を採取するので脳の圧力が変化し頭痛が5日間ぐらいします。横になったら楽になるので寝たきりになる検査。
『誘発電位検査』頭や肩にコイルをあてて刺激に対する神経の反応を見る検査。頭にマジックで印をつけられたりジェルを塗られたりしたりするので痛くはないけど不快な検査。昨日髪洗ってないけどね。
これらの検査ではデータを見せられるわけではなく主治医が「ちょっと反応が鈍いね。」とか「全く問題ない」みたいな感じで、口頭で告げられる。また、血液検査では異常はないけど、免疫グロブリンの一種、IgMがやや高い。前がん段階のMUGSの可能性もあるので、詳しく調べるようです。血液をさらに採られる。ミイラになりそう。
さらに骨髄穿刺もされるが、よくわからなかったそうです。さらに検査の後に「感染症対策のため入浴禁止ね」ってどれだけ僕の入浴奪うのよ。
これといった所見はないが、神経伝導検査結果と症状から「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)の亜型」と診断された。難病であり完治の難しい病気であることは少なからずショックを受けた。
しかしながら、同時に病院ラリーが終わり、病名が付いたことと治療法があることにほっとした。
僕のこの時の症状は右手の中指薬指のドロップ・左手の中指のドロップ、入院中に症状進んで、膝の脱力と右肩の筋肉の痙攣だけだった。
CIDPにしては軽症で、診断は難しかったと思います。しかしながら主治医は勇気をもって診断してくださったのではないかと思っています。何度も書きますがCIDPは早期発見、早期治療がカギです。適切な治療によって予後が大きく変わります。すぐに治療を始められたのは感謝しかありません。
その後は5日間免疫グロブリン大量静注を行い退院した。合計で20日間の入院だった。
高額医療制度を利用するのも初めてで、マイナンバーカードを利用していたので200万以上の医療費が20万以下になったのは驚いた。この国すげえと正直に思いました。金曜日に退院して翌週の月曜日に仕事復帰しました。退院後は体力の下落がすさまじく、しばらくはしんどかったです。