前回の続き。
症状としては右手の中指が開かない。前腕が痛くなる。手の甲が痛くなる。箸が使いづらい。字が書きづらい。などの症状が出ていた。特にパソコンのキーボード操作は大変になっていた。
2025年1月上旬
指の違和感を覚えてから初めて病院に行った。交通事故の骨折や腰痛などでお世話になっていたなじみの整形外科へ行った。
こちらの院長はハードワーカーだけど話しやす方なので何かヒントをくれるかと期待していた。
レントゲンを取り骨に異常がないことを確認し、続いてエコーで見てみるけど筋が切れてるわけでもない。先生からはこんな症状みたことないと言われた。
その日は、たまたま学会があるから他の整形外科医にも聞いてみるから、また来週来てくれと言われその日はそのまま帰宅した。
1週間後
診察に向かったら、筋が痛んでるのではないかとの事。学会での同業医師たちはみなさん、特殊な症状でみんな首を捻るばかりだったとか。MRIで診てみたいからとMRI撮影ができる大きい病院で撮ってもう一度来院するよういわれた。
2025年1月24日
MRIの結果(右手)は所見なしで異常はなかった。
私が住んでいる都市で手足の専門病院で切断された指の再接合もできる整形外科病院を紹介された。
2025年2月中旬
紹介された整形外科に行ってみると、とても来院者の多い整形外科だった。予約のない初診は待ち時間か長く3〜4時間経ってやっと診察された。待合室でテレビの石破総理の国会答弁を聞きながらちょっと寝ていた。医師の第1声がなんだろうこれ?だった。紹介状とMRIの結果を持って行ったが、肘から上をみたいとのこと。まずMRIを取りその結果を見たいから1週間後またくるように言われた。その日はリハビリテーションに通されて握力を計ってみることに。右 40㎏だったと記憶している。思ったほど悪くないという印象だった。
2025年3月6日、MRIを撮って診察するけど神経は痛んでなく所見なし。1つ考えられるのは橈骨神経麻痺か脳の方の神経の病気かもしれないと。橈骨神経麻痺は時間経過ともに改善するかもしれないのでなるべく手を使わずに生活するようにと、言われた。メコバラミン(神経補助剤)を処方された。42日分。1ヶ月ぐらいしっかり飲んでくれとのことです。
この病院は忙しいのか、わからないことはめんどくさいのか、平気で1ヶ月後に来てくれという。こっちは藁をつかむ思いなのに。
慢性炎症多発神経炎や多巣性運動ニューロパチーは数千や数百人しか患者がいない病気。専門医以外は分からず多くの人は脳神経内科にかかるまで時間がかかってしまう。手足の障害が出て整形外科では分からないと言われたら素直に病院を変える、違う専門医に見てもらわなくてはならない。脳神経内科に、たどり着くまで大きいハードルがある。如何に早くこの病気の診断をされるかがその後の治療に大きく変わります。