「敦子ー」
「あ、カイ!!」
窓から敦子を呼べば笑顔で走ってきてきた敦子
「帰ろーぜ」
「んー…」
「ん?」
「今日、先輩に「あっちゃん、先輩に呼び出されてるからカイと一緒に帰れないよー笑」ちょっと、優子!」
「先輩って…篠田?」
「うん…」
篠田は前から敦子のこと狙ってるって噂で、1ヶ月前くらいに敦子に告白したやつ
「どーせ前と同じ話だろ、すっぽかせよ」
「でも…」
「告白されるってわかってて行くのかよ」
「それは…」
「ほら、帰るぞ」
「カイっ!」
敦子のカバンを持って腕を引っ張ると腕を振り払われた
「なんだよ」
「先に帰ってて…」
「は?」
意味わかんねぇ
「篠田先輩とちゃんと話すから
先輩とは付き合えないって」
「付き合えねぇのわかってるくせに話す意味ねぇだろ」
「カイ…」
「もぉいい」
「カイっ!」
敦子のカバンを置いて帰った
「なんなんだよ…」
家に帰ってベッドに倒れこんでそのまま目を閉じた
(ゴロゴロ
「ん、」
雷の音で目が覚めた
「雨すげーな…」
携帯で時間を見ると敦子から電話がたくさんかかってた
「なんかあったんかな…?」
なわけねーか
携帯をポッケに入れてリビングにいった
「誰もいねぇじゃん」
飯、どーすっかな…
てきとうにコンビニでもいっか
制服から部屋着に着替えて家を出た
「離してくださいっ」
「いーじゃん、どーせカイは出てこないんだし」
俺の家の前で言い合ってる敦子と篠田
多分篠田が敦子について来たんだと思う
「カイが出てこなくてもいいんです」
「なんで?」
「私が勝手にまってるだけなんです」
「でも、濡れてるよ」
「もぉ…離してくださいっ!!
あ…」
敦子が俺に気づいた
「カイ、出てくんのおせーぞ?
敦子びちょびちょに濡れてるし」
「敦子に触んな」
「は?」
「敦子に触んじゃねぇ」
敦子の腕を掴んでる篠田の腕を離して敦子を抱き寄せた
「今後一切敦子に触んじゃねぇ
話しかけんな」
「カイ…」
「わかーったよ」
はぁーってため息をついて帰っていった篠田
「お前、傘持ってねぇのかよ」
「学校に忘れたのっ!」
「はぁ…あほじゃねぇの
こんな濡れるまで待っとくとか」
「カイに電話したのに出ないからじゃんっ!」
「寝てたんだよ」
「ありえない…」
雨の中言い合いをする俺たち
「くしゅんっ」
敦子がくしゃみをした
「大丈夫か?」
「だい、じょーぶ」
よく見ると顔が赤い敦子
「ほら、入れよ」
玄関をあけて敦子を家にいれる
「おじゃまします…」
「風呂場わかるだろ?シャワー浴びてこい
服は俺のかすから」
「カイの服、ちっちゃくて入んないかも」
「うるせぇ
じゃあアニキのかすからとにかくシャワー浴びてこい!」
「はーい」
風呂場にいった敦子
アニキの部屋を洗濯機の上に置いてその上にバスタオルを置いた
「洗濯機の上に服とタオル置いとくから」
「ありがと」
シャワーの音でかきけされそうな敦子の声を聞いてリビングに戻った
俺のせいで敦子が風邪引いたらあれだからホットココアでも作っとくか
6月なのにホットココアとかばかじゃないのって敦子ならいいそうだな笑
敦子が出てきたら強く抱きしめて俺から離れんなって言ってやろう
そしたら敦子はなんて言うかな
俺のって印をちゃんとつけなきゃな
ココアを作りおわってソファで目を閉じた
-END-
あえて仲直りのシーンは書きませんでした笑