人魚姫は王子を殺すのをやめて、
眠っている王子の額にキスをする。
一見愛のキス?って思うかもしれない。
でもとこれはおそらく、
人間界を見限ったという決別のキス。
空気の精になったあとは、
王女にもキスをしている。
もう、お前らには騙されないぞ!!
心のなかでは多分あっかんべーしてる。
笑笑
王子は悪人ではないが、
想像力がなく、
人魚姫の状況や気持ちを、
理解しようとしない。
人魚姫を愛してもいないのに
ずっと側においておこうとする。
無自覚に人魚姫を傷つけ、
精神的に支配している。
人魚姫は
善意を被った、彼らの無責任さに呆れ果てている。
身分の高い人の無責任な善意とか、
男女の愛なんて
信用できない。
そもそも、
王子も本気で王女を愛しているかといえば、
怪しい。
単に自分のロマンスに
酔っているだけのような気もする。
人魚姫も、王子に初め一目惚れしたけど、
それは一瞬だけのこと。
そのあと王子の本性見抜いて、
冷めたんではないだろうか。
そしておそらく海の世界にももう、愛想をつかしていた。
狭い世界。あやふやな情報しかなく、
願いを叶える方法が、
恐ろしい魔女との契約しかない。
だからこそ王子を殺してまで、
人魚に戻ろうとしなかったのかもしれない。
日本の子供の向けの絵本では、
その辺は省略され改変されてることが多い。
まるで自己犠牲の愛の物語であるかのように、
脚色されているので、誤解されている。
"人魚姫"は自己犠牲の愛の物語ではありません。
そもそもアンデルセンは、
自己犠牲を称賛していません。
空気の精となった人魚姫は、
海の世界、そして人間界より、
一段高い空中で、
きっとガッツポーズをして
大笑いしながら飛んでいったに違いない
笑笑
人魚姫の魂の勝利
笑笑笑笑。
すべて私の独断と偏見ですので、あまり気にしないでください。
