「幸せになりたい」と思っているのに
その一方で
自分で自分を不幸にする行動をしていることがよくあります。
他人の悪口ばかり言っているを人
人の悪口ばかり言っている人は、どう考えても幸福ではありません。
ところが人の噂が3度の食事より好き、という人がいます。幸せになりたくないのでしょうか?
人間は感情が先にたつので、愚痴をこぼしたり悪口を言ってしまうのは仕方がないかもしれません。
そこをぐっとこらえて悪口を言うのを最小限にすると、次第に気持ちが明るくなります。
感情が安定していなかったり、現在の暮らしに不満が多い人は、それを他人への悪口という形で表出します。いらない物は出したほうがいいのですが、出し方がまずいと、かえって強い毒となって自分に返ってきます。
況や物ごとにたいして、不服や苦情を言うことが多い人も、悪口を言う人と同じくらい不幸せです。文句は何かを改善するために言う建設的な意見とは違います。
いくら言ったところで何も解決しないのが不満や文句です。
不満を口にすることが多い人は、同じことが起きていても、悪いことばかりに意識が向いています。
不満を言うのをやめてみると、多少なりとも良いこと、ニュートラルなことに目が向くのではないでしょうか?文句が多い人は、自分の幸せを外部のものにアウトソーシングしています。
人の悪口を言ったり、職場のあれやこれやに文句を言うと、その場のエネルギーがネガティブになります。おまけに、自分のよいエネルギー(気)がどんどん漏れてしまいます。
文句を言いたくなったら、ふと立ち止まって「私はいったい、何がどうなったら満足するのだろう?」と考えてみると、不毛な文句の大量生産のワナに陥ることを避けられます。
状況を変えるためにすべきことは、文句を言うことではなく、行動を変えることです。
人が自分にやったことや、過去に起きたことのせいで、誰かをうらむことはよくあります。
この恨みつらみですが、いつまでも持っていると、日々の暮らしに影がさします。
ほとんどの恨みやつらみは、時間の経過とともに忘れ去られていきますが、ふとした拍子に脳裏に浮かんできて、改めてむかむかしたり、悲しくなることがあります。
記憶は思い出せば思い出すほど強化されるので、しばらくして、また思い出し、またどんよりとした気分になるかもしれません。
そこで、今後はどんよりするのを避けるため、相手を許して、うらんでいる気持ちを捨てたほうがいいです。もちろん、とんでもなくひどいことをされたら、なかなか相手を許せるものではありません。
その場合「相手のために許す」と考えるのではなく、「自分の未来のために許す」と考えると、うらんでいる気持ちを手放しやすいかもしれません。
いつまでも恨みを持っているのは、いつまでも自分の人生を相手にコントロールさせているのと同じです。
考え方が悲観的すぎる人、つまりネガティブ思考ぎみの人は幸せではありません。
まあ、これは考えてみれば当たり前のことです。自分が幸せか不幸せかは自分が決めていますから。
ネガティブな人は、「いまにこんな悪いことが起きる」と思いながら暮らし、本当はそこまで悪いことでもないのに、「ほら、やっぱり悪いことが起きた」と自分の正しさを確認するために、できごとをネガティブに受け取ることを繰り返してしまうのです。
ネガティブ思考は考え方のクセであり、変えるのは難しいのですが、頑固さ加減を少し和らげることはできます。
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